【書評】「レッド1969~1972」 8巻 [山本直樹 著]

「レッド1969~1972」も形式上の最終巻を迎えます(続きはタイトルを「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」に変えて続刊中)。

この巻は、北のオヤジがスター○ンやポル・○トや毛○東のように共産主義の殺意の波動に飲み込まれる瞬間が見られます。

狂気のクライマックスの始まり、そして戦後新左翼の終わりの始まり、それがこの8巻です。

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とりあえず、北のオヤジによるいつもの難癖リンチ伏線発言から。

この辺りから、やたら仲間同士の殴り合い・決闘をさせたがるようになる彼ですが、後述のように彼自身は相当なヘタレ革命家です。

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【書評】「レッド1969~1972」 7巻 [山本直樹 著]

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続いて7巻のレビューです。

表紙からして嫌な予感しかしませんが、この巻の内容を一言で言うと

「日本語でおk」

です。

北のオヤジがひたすら冗長に常人には意味不明な共産主義理論を語るため文字が多い多い。

1ページあたりの文字数で言えば漫画界でも最強クラスだと思います。

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【書評】「レッド1969~1972」 6巻 [山本直樹 著]

この巻より陰惨さが非常に増してくるため、レビューを見送ってきたのですが、リクエストがあったので続きを書く事にしました。

6巻はある意味「(キチ○イエクストリーム・スポーツ的な)大学のサークル活動」が終焉する節目となる巻です。

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山岳ベースで腕相撲大会をしてはしゃぐ武装革命サークル部員達。これに酒と花火とヤリ部屋があれば完璧です。

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決勝でだまし討で勝利をおさめる処刑予約番号13番の白根さん。このように革命者連盟は女の方が機転が利いてフットワークの軽い人間が多いのですが、彼女らの大多数は殺されるか脱走するかの二択の運命を辿ります

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こうして楽しく談話している姿に処刑予約番号を重ねあわせると不吉な予感しかしません。

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【書評】「レッド1969~1972」 3巻 [山本直樹 著]

3巻より革命者連盟では脱走者が出始め崩壊の兆しを見せるようになり、赤色軍では懲罰的な規律が強化されることにより後の壮絶なリンチの下地が出来上がっていきます。

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革命者連盟の山入りの理由は、警察に徹底的に追い回されて都市部ではまともな活動ができなくなりつつあった事と、勾留中のリーダーからの山へ篭もれとの暗示があった事と、第二次大戦中のフランス対独レジスタンスを模倣しての発想なのですが、日本がGHQに占領されていて国中で反米運動が暴発しているような状況ならともかく、ごくごく限られたシンパ以外日本国内に味方はおらず、食うにも困る状態で、たかが20名足らずのメンバーが警察から全力で追い掛け回されて続々お縄になっている状況で山岳ゲリラをやろうだなんて頭が沸いているとしか思えません。

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【書評】「レッド1969~1972」 4巻 [山本直樹 著]

赤色軍は4巻でも今日もニコニコ現金強盗で暴れまわっています。

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シンパから横流しされた猟銃も手に入れ、強盗にも慣れてきたせいか油断が生まれ・・・

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金はろくに取れないわ、通報ボタン押されるわで大失敗 :-(

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しかも遺留品から足がつくというオマケ付き。

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