ミキティ解体新書 その6 「虚偽と邪悪の心理学」

ミキティは会長に退き、その後都知事選に出馬するために会長も辞任して会社から手を引きます。

後に残ったワタミグループは1~3次産業を網羅する巨大グループとして金を稼ぎ、筆頭株主のミキティに莫大な配当を配り、選挙資金や政治活動を資金面及び選挙応援のバックアップをする組織として機能するようになります。

WT21

貪欲に自身の「名誉」と「ありがとう」を求めつつ環境保護活動や慈善活動にも精力的に取り組むミキティですが、当然お金は社員に出させます。

> 寄付っていうのは、ワタミの森プロジェクト、リターントゥーフォレストというのがあって、それの植林事業が月に1口100円です。カンボジアとかに学校をつくるのもあって、それが月に1口1,000円。あと、みんなの夢をかなえたいというプロジェクトがあって月1口100円。毎月、合計1,200円が半強制で寄付させられます。寄付を断る人はマークされたりとか、上司から「あいつはもうダメだな」みたいに言われる。会議の場でも会議資料に寄付の申込み用紙が付いていて、上司に「きょうはこれを書いて帰れよ」と言われたんですけど、私がそれを拒否したら、仕事しているときでもメールで催促されたりとかとにかくしつこいので最後は折れて申し込んでしまいましたね。これは給料から毎月天引きされます。社員に強制しておいて、自分の功績みたいな顔をされるのがたまんないですよね。

他人が命を削って稼いだお金で自分の名誉を買うという何とも最高のコストパフォーマンスを誇る効率的なやり方です。

こうしてミキティの行動原理は「他人の金や労働力を使って、自分のプレゼンスを上げる」にどんどん特化していき、先鋭的になっていきました。

続きを読む

ミキティ解体新書 その5 「ピコーン!いい事思いついた!」

wa3_26

その5では、老人ホームでどのような大惨事が発生したか、ミキティの悪ノリが止まらなくなって被害が全国に拡大していく過程をお届けします。

wa3_24

清水氏は現場を見てきて「無理www」とミキティに報告します。

清水氏の判断は結果的には大正解だったのですが

WT13

ミキティの「無理とは言わせない」が炸裂し、強引にやらされます。

wa3_25

しかも、ミキティの掲げた理想がとんでもなくハイレベルな代物であったことが問題をどうしようもないほどこじらせる結果となりました

「ワタミ・渡邉美樹 日本を崩壊させるブラックモンスター」の著者中村淳彦氏によれば

続きを読む

ミキティ解体新書 その4 「問題のミキティ化とミキティが次のビジネスチャンスを生む」

その4はミキティの理想が具現化した社会が実現?したところから始まります。

WT04

そう、ワタミは世界中から「ありがとう」を集める企業として全人類から尊敬と羨望の眼差しで見られるようになり、ミキティは「人類の救済者」かつ「偉大なる経営者様」として一億の夢日本国民から「ありがとう」と讃えられるカリスマ終身独裁官として天皇陛下に並ぶ程の尊い存在に上り詰め、日本は「地上の楽園」と世界から羨まれる国となりました。

めでたしめでたし。

というミキティの脳内シミュレーターの叩きだした仮想世界はさておき、今回はワタミの介護事業や教育事業に関する批判書である、この本の内容をなぞり、介護に進出したワタミで何が起きたかを辿って行きたいと思います。

続きを読む