「特攻の島」から読む帝国海軍のWWⅡ潜水艦戦略 その1

佐藤秀峰氏の描く人間魚雷部隊の人間模様を緻密に描写したこの作品、親戚の潜水艦乗り→大戦末期に人間魚雷部隊に配属から還ってきたじーさまから以前話を色々聞いた事や、他の潜水艦乗り(伊56潜 元軍医 齋藤 寛氏、伊176潜 元艦長 板倉 光馬氏、海上自衛隊 あらしお元艦長 中村 秀樹氏)の著作などを読み漁り、当時の潜水艦戦略や戦術、日本の潜水艦の性能や特徴を考察する事にします。

最初に太平洋艦隊司令長官のチェスター・ W ・ニミッツが戦後に執筆した回顧録において

「古今の戦争史において、主要な武器がその真の潜在威力を少しも把握理解されずに使用されたという稀有の例を求めるとすれば、それこそまさに第二次大戦における日本潜水艦の場合である」(ニミッッの太平洋海戦史)

と書かれていた所から解説を始めたいと思います。

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