【読書感想文】逃げるは恥だが役に立つ【リアルでやるとどうなる】

うーん、話題になっていたので読んでみました。なお、1巻は無料で読めます。

この話は「契約結婚」という「恋愛」を排除した形での結婚生活の是非を問うというのがメインテーマになっている作品です。

主人公は森山みくり(25)大学院まで出て臨床心理士の資格を持つ才媛です。

就活失敗→大学院進学→更に就活難易度向上→派遣→派遣切り→自宅待機中の無職

というなかなか悲惨な境遇の不幸キャラです。

とりあえず家事代行業でも始めるかと考えていたら、父親の勤め先の部下が家事代行サービスを探していると聞きつけ、

この神経質そうなもやしメガネ津崎平匡(36)の所へ個人契約で送り込まれます。まー見合いでもさせるならともかく、実際に娘を独身男の元へ送り込む親は居ないと思いますが・・・そこは女性マンガ特有の強引な同居設定ということで。

うーむ、後輩にこういうタイプいますね、もちろん独身一人住まいで女っ気ゼロ。最近はクックドゥを極めたとか言っていました。

臨床心理士だけあって人間観察に余念がないみくりさんですが、なかなか手ごわそうという第一印象の模様です。

そして仲良しの伯母の百合さんとホラーな人生相談を展開。

ああああああああああああ :cry:

痛い、痛すぎる

このままだとヤバいと焦るみくりさんに更なる残酷な追い討ちがかかります。

そして退職した父親が田舎に引っ込むと言い出し、都会で実家に寄生しながら生きていくという道も絶たれ更なる窮地へ。病院や交通インフラなどの問題が深刻なので、実際田舎に引っ込むのはオススメできませんが・・・

津崎君にも相談するも、一人暮らしは金かかるよーという現実を突きつけられます。私の単身時代の生活費は今の7割くらいでしたし、一人暮らしは本当効率が悪いです。光熱費なんか二人でも殆ど変わりませんし、水道は世帯人数に比例しますが、食費なんか三食とも自炊なので逆に下がりましたしね。

仕方ないので田舎に引きこもるかと半ば諦め状態の所に、津崎君が高熱を出して倒れるというアクシデントが。本当一人暮らしで病気になると恐怖を感じますよね。

病院に行くも更に体調が悪化して部屋で倒れていた津崎君はみくりさんにメールで助けを求めて何とか回復。

みくりさん、腹の中が黒い・・・真っ黒すぎる・・・

ということで津崎君も独り者の恐怖をたっぷり堪能し、色々フラグが立ちます。

雇用者と雇用主という関係より何歩か前進したところで「残念です」と惜しまれつつ契約終了となるみくりさんですが、ここでとんでもない提案をしてきます。

は、HAHAHAHAHA :-)  YOU 冗談きついぜ

実は私も登山で足を打った所が蜂窩織炎になって高熱を出して、一週間歩けない状態で倒れていたのがきっかけで結婚を考えだし、奥さんははよ自立しろと家からせっつかれて行き場を探していてという感じなので、この設定にリアル要素を与えると我が家に近いような・・・

今の勤め先だと

・会社の共済団体から祝い金が出る

・激安価格で社宅(URなどの借り上げ)に入れる

特に社宅は強烈な補助が入るので、共稼ぎで社宅に入るのは大変なメリットがあります。私はこれらのメリット目当てで結婚したのかと言われれば、そういう狙いも当然ありましたが、環境の変化によって単身でのデメリットがメリットを大幅に上回り始めたため、人生と生活の防衛をかけての活動というのが正直な所でした。なので恋愛感情抜きで「同居人募集」的な感覚で相手を探しました。

そもそも私は恋愛感情が乏しく、相手の猫かぶりや打算(落とし所)がモロに見えてしまうという欠点がありまして「主婦の座に収まって子供産んで子供中心の家族人生設計~」みたいなのが透けて見えた瞬間、それまでどんなに仲が良かろうがNGです。奥さんはそういう打算的な物が何もなかったのがポイントでしたね。猫は一応あれでもかぶっていたぽいですが・・・ま、女系家族育ちが凶暴で色々生活感がむき出しなのはあんな物でしょうし、思い返すと自分がつきあってきた相手って女系家族ばかりのような・・・

あと実家がそれで資産をどんどん失って大失敗したのがどうも強烈な反面教師になっていて「資産をどう投資し、保全して中産階級に留まるか」に特化した人生設計をしていたのも大きな要因であったかと思います。郊外戸建て35年ローン&子供に青天井に金を突っ込むのは、損得で言えば最悪の選択肢だと思っていますし、なかなかそのあたりの価値観が合致する人がいなかったのが厳しかったです。

その意味、本作より我が家のほうがずっとエキセントリックな生き方を指向していると言えるでしょう。

で、津崎君より籍は入れないほうが良いと言われますが

うーん、確かに×つきはマイナスにはなれどもプラスにはまずならないのが現実的ですからねー。少なくともオススメはできません。

この場合は「押しかけ女房」に近い感じがしますが、作品と我が家の違いは

・妻は専業主婦、夫は正社員⇔夫が兼業主夫、妻が補助で両者とも正社員

・事実婚でルームシェア⇔入籍で普通の結婚の体を取っで激安社宅へ(式はしていない)

・歳は一回り差⇔半回り差

あたりかなー

ただ、マンガとリアルには大きな差があります。

まず、「周囲の理解が悲しいほど得られない」これが一番辛い。作中では伯母さん以外の家族に全く察知されていませんでしたが、現実では速攻で全方位に察知されますし色々言われまくりますので、相当な覚悟が必要です。

親父には「恋愛感情の無い結婚はすぐ破綻するからやめろ、それでも先方がいいと言っているなら養子狙いだ!」と説教&罵倒され喧嘩+絶縁になるし、義実家からは入籍後、奥さんを寿退職させて専業主婦にしろ(&子供を作って既成事実化しろ)とわーわー言われ1年位揉めましたし、会社では結婚を信じてくれないで色々失礼なことを言われまくって言い争いになるなど散々でした。

次に、このような結婚は「お互い恋愛感情をあまり求めない人間同士でないと成立しない」という点が大きく異なります。この作品では恋愛至上主義者のように見えるみくりさんが津崎君にスリスリと擦り寄りながら落としていくというギャルゲーの逆バージョンみたいな展開なのですが、ちょっと無理があるな~という気がしました。というかみくりさんのいくら突き放されても切れずにアタックを続けられる包容力の大きさと強烈なおっさんフェチが、まるで菩薩のようなレベルで人間離れしています。普通なら「大切にされていない、想われていない」という感情が先に立ってブチ切れると思います(経験済み)。ここは女性誌の読者層の嗜好を汲み取って敢えてリアルから離れた恋愛至上的な設定にしたのかと思います。

最後に、情熱的な恋愛感情が乏しい状態での結婚は「初っ端から軽い倦怠期レベルの状態」という特徴があります。そこから人間的な愛情はジワジワと上がっては行くのですが、何せ最初の勢いが無いので、生活習慣の差のすり合わせで非常に多くの衝突が起きます。初期のストレスの多さはこの形態の結婚にはつきものである事をよくよく認識しておいたほうが良いかと思います。とにかく「同居人としてうまくやれるか」を結婚前からよくよく観察して見定めないと速攻で破綻しかねません。あとメリットとしては不倫やら離婚やらのリスクが少なく、最初を乗り切れば関係が極めて安定化するという点ですかね。

こういう新しい形の結婚というのを提示してくれたのは非常に面白い作品だとは思いますが、現実はもっとシビアで地味で世間の無理解に苦しみますので、この作品に憧れてこのスタイルの結婚を指向している方はよくよく考えてから実行したほうが良いかと思います。

(おまけ)

副主人公の外道野郎 津崎君の同僚の風見&沼田

まず風見なのですが、見ての通りのイケメン。

当然モテるが、結婚をちらつかせられると即振るノンケのクズ

うちの奥さんは「ほへ~そうなんだ~お好きにど~ぞ」という感じだから選んだような気がしました。変に価値観が凝り固まっている相手は嫌なんですよね。

つまるところ女は居場所を求め

男は自由を求めるって事なのでしょう。

 

我が家は自分は自由に生き、奥さんは居場所を確保というトレード関係なんですよねー。お互い干渉は極力しませんし。

次は沼田です。

彼は大変な料理好きで腕もかなりのもの。ク○クパッドの常連投稿者だったりします。

ただ、問題は

ガチホモ  :-o

何で女性マンガはこうもホモが多いのやら・・・

そういえば、うちの奥さん、最近家でホモビデオ(淫夢)用語を使いまくりで頭を抱えています。そんなホモが好きかぁあああああ!頼むから外では使わないでくれ :cry:

 

 

【読書感想文】逃げるは恥だが役に立つ【リアルでやるとどうなる】” への4件のコメント

  1. うむ、百合伯母さんのように結婚に必要性を覚えずに40代後半まで過ごしちゃった身としては、たぶんこのマンガのストーリィを仕立てていく編集さんと同じ世代なんだろうなー、なんて無料立ち読みをながめてきました。

    • うーん、恋愛至上主義を掲げられるとどうも古臭さを感じてしまうのですよね。
      恋愛を放棄した結婚というのは前時代的には常識だったのですが、それを否定した世代の終わりの始まりなのでしょうかね。

  2. 男女逆のオバサンポジションな俺にとっては、「恋愛何それ美味しいの?」だからなあ。
    けっきょく結婚も恋愛も何一つありませんでした。未だに恋愛とは、定時退社や終身雇用や空飛ぶ円盤なんかと同じで、学園七不思議や都市伝説の一つだとしか思えません。「○○は実在する!信ずる者は救われる!」と力説する人はいるでしょうけど、一度も実物を見たことがないのに信じられないるわけがない。

    >実際に娘を独身男の元へ送り込む親は居ないと思いますが・・・
    仮にも元上司ですし、勤務時間くらいはキッチリ把握されてるのでは?
    定年退職したとは言え、社内には知人も多いでしょうし、今の上司とも顔見知りという可能性は高いかと。(ひょっとしたら、新人の頃から面倒を見てきた後輩で、親父さんには頭が上がらんとかかも。)

    そうでなくても滅多に家に帰れない職業ですしな。

  3. 女はホモに寛容でレズに不寛容の傾向が在る 
    男はその逆の傾向がある 

    男にとってはホモネタがキモイくて生理的嫌悪感を持つ事を滔々と説明するしかない 
    もしくはレズネタで攻撃するとか 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)