Karōshi Death(過労死デス) その1「過労が発生するメカニズム」

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/18/news019.html

最近、日本では過労死の問題が大きな話題になっている。

電通に勤めていた女性社員が過労で自殺したニュースや、長時間勤務で死亡したフィリピン人男性のケースが過労死と認定された話などが大きく報じられてさまざまな議論を生んでいる。ちなみに2015年、過労死で労災認定されたのは96人にもなり、未遂も含む過労自殺は93人が労災認定されている。

10月7日、日本政府は「過労死等防止対策白書」を閣議決定した。2014年に施行された過労死等防止対策推進法を受けて、厚生労働省は日本の企業や労働者に対する大規模な調査を行なって白書にまとめている。「過労死」の労災認定の目安となる月80時間を超えた残業をする正社員がいる企業は22.7%に達していることや、正社員の36.9%が高いストレスを抱えていることが判明した。

今さらだが、この状況は世界的に見ると普通ではない。

過労死などが声高に叫ばれるようになった80年代から、日本の過酷な労働状況は世界でたびたび報じられ、外国人の目に奇妙に映っている。また経済大国である日本は実のところ「生産性が悪いのではないか」との指摘まで出ている。外国のメディアで報じられている報道から、日本の労働環境について見てみたい。

(中略)

そもそも過労死が起きるような企業って

・労働集約型(サービス)産業

・価格競争が激しいレッドオーシャン業界内の住人

・業界内での特殊性に欠け、サービス付加価値が低い

・外部環境に振り回されやすく、安定性に欠ける

・単価が安くて利益率が低い上、在庫リスクや経費、固定費が高い業態

・お客様至上主義という名の無制限青天井サービスを原則or至上としている

・体育会系で理性より根性が重んじられる

電通なんかほぼ全てに該当しますね。労働集約型産業、レッドオーシャン、景気に振り回される広告産業、接待費などの高額経費、客のいいなりで超体育会系な体質など。利益率以外全部該当と言っていいでしょう。

ブラック業界のもう一つの代表格、外食産業は全部当てはまりますね。ワタミや日本海庄やが色々やらかしているのも条件を外食産業の中で強く満たしているからです。

01

10月16日付のニュージーランド・ヘラルド紙は、日本人が過労死してしまう理由のひとつには、日本では転職が世界と比べてあまり行われないことが挙げられると指摘する。「労働者の大半が一度企業に入社を果たせば、会社やキャリアそのものをめったに変えることがない」日本のような国は、「従業員たちの労働時間が不健康であるとして悪名高い」と。

(中略)

御恩と奉公の関係を現代にまで引きずっているのが原因だと思います。これに成果主義とリストラが加算されてただの使い捨て奴隷になったのが現代日本企業の縮図です。

02

米国などではさらによい労働条件を求めて転職するのは当たり前であり、給料アップや昇進のために転職をしていくことは普通である。海外のように転職によるキャリア構築は、日本では広がっていない。

(中略)

転職のハードルの高さもそうですが、無償の忠誠心をほぼ無限に要求される文化が最大の障壁と言えるでしょう。つまり「転職を繰り返すような奴は『信長の野望』における『松永久秀』ポジションなので信用ならない」という辺りが硬直化の原因と思われます。

まあ、戦国時代は裏切り二股上等な文化で、水争いを起こした農民が、近隣の寺社勢力と手を組んで隣村を襲撃して皆殺しにしたり、戦争で家を焼かれ田畑を荒らされた農民が腹いせに負けた側の敗走中の軍隊に槍や刀鉄砲でフル武装した状態で襲いかかりSATSUGAIし武具や鎧やら身ぐるみ剥いだりとフリーダム極まりない世の中だったわけで・・・その反動で江戸時代の武士道というものが作られたと考えると、今時の正社員は江戸時代の士分相当と言えるでしょう。

03

ニュージーランド・ヘラルド紙はこんな問題も指摘している。日本は、「世界で見ても与えられる年間の有給休暇がかなり低い」。確かに、米経済政策研究センターのデータによれば、日本は世界と比べて有給休暇が少ない国である。同紙によれば、日本では平均10日間の有給休暇が得られる(その後、勤務年数が増えるごとに1日ずつ増え、最大で20日)のだが、他の国と比べて少ない。世界的に見て有給休暇が多いオーストリアやポルトガルは35日、スペインは34日、フランスは31日、英国では28日などと続く。

(中略)

ちなみに、自営業は農工商辺り、非正規雇用は足軽です。足軽は没落して離村した農家や武家がパートタイム労働者として正社員相当の武家に雇われた者だったので、薙刀や手槍を持った正社員に督戦されながら戦っていた(逃げようとしたら当然武士に即ぬっころされる)とか。休みの少なさも、江戸時代まで盆暮れ正月しか休まないのがデフォであったという文化的な部分が大きいのかと思います。

04

さらに問題なのは、日本人は与えられた有給休暇を消化していないことだ。旅行サイト・エクスペディアの調査によると、日本の有給消化率は60%である。ちなみに有給の多いフランス、スペイン、オーストリアなどでは消化率は100%である。この「有給休暇を使わない」感覚も、過労死の根底にはあるかもしれない。

(中略)

なお、有給の取得率の低さは別回で述べる家庭の問題も大きいと思われます。「家に帰りたくない病」の蔓延は深刻な問題だと思います。

05

この調査結果のリポートをもう少し詳しく見ると、日本人は仕事に次のようなイメージをもっていることが指摘されている。「朝、出社するのが苦痛」で、「職場環境は刺激的ではなく」、多くの社員が「上司から尊重されていない」と感じているが、「会社から何を求められているのかは明確に分かっている」。つまり、日本人は会社が自分に求めることははっきりと認識しているが、会社が嫌いなのである。この結果を見ると、日本人は会社から仕事を押し付けられて、いやいや働いている人が多いという印象を受ける。

(中略)

・とにかくうるさく難癖をつけて喚いて話を引っ掻き回して無駄な時間を費やさせるイケイケタイプ

・客や上司に何でもハイハイ言って技術方に超短納期で無理難題を持ち込みまくる疫病神タイプ

・「僕頑張ってます」アピールが激しく効率無視でダラダラ働く勘違いポジティブタイプ

・残業代を稼ぐために意図的にダラダラサボタージュ気味に仕事をしているゾンビタイプ

うーん、あの人とかあの人とか目に浮かぶわ :mrgreen:

「業務効率改善ミーティング」ってのがうちの会社にもあるのですが、何故かこれをやると業務効率がクソ悪くなるような施策が施されるんですよね。最近あまりにも業務効率が悪い施策ばかり(資産以外の開発資材の全棚卸しを毎月やるというキチ○イ イベントとか)される事に対しイラつきが激しくなってきたので、色々業務システムもどきを内作し始めましたが、本当日本企業って業務効率やイノベーションに対して無頓着でイライラします。

07

外国や外資系企業で働いたことがある人なら分かるはずだが、多くの外国人にはこういう「責任感」はないと言っていい。筆者は英企業に勤めた経験があるし、米国でもいくつもの企業や大学、研究所を訪問したり、友人などから話を聞いたりするが、勤務終了時間になれば、見事なまでにオフィスから皆いなくなるし、他人の仕事を気遣って残業するなんてことはまずない。特に米国では、上司が帰るのを待ってから、とか、ダラダラとオフィスに残って仕事をするなんてことがない。

ただそんな米国は、今も世界最大の経済大国である。これについては、なぜなのかと疑問に感じていたが、英エコノミスト紙はその理由を皮肉たっぷりに書いている。「(日本の)超過労働は経済にあまり恩恵をもたらしていない。なぜなら、要領の悪い労働文化と、進まないテクノロジー利用のおかげもあって、日本は富裕国からなるOECD(経済協力開発機構)諸国の中でも、最も生産性の悪い経済のひとつであり、日本が1時間で生み出すGDPはたったの39ドルで、米国は62ドルである。つまり、労働者が燃え尽きたり、時に過労死するのは、悲劇であるのと同時に無意味なのだ」

(中略)

私は定時に帰りますよ :roll:

色々嫌味言われたりしましたが「手を抜くための努力はして、やる事やって成果をだして何か文句あるか」というスタンスなので、最近では何も言われなくなりましたね。

「今すぐやれ!」と無理難題を持ち込んでくる営業にも冷たく「5営業日以内対応というルールがある所に今すぐやる必要性は何かあるのですか?」「新規開発が必要な案件については期中予算と四半期以上の時間をくれるならやれます、計画がない所にねじ込むなら貴方が職制経由で開発提案書を出すなりして調整してください」と言い返しますし、そう訊くと「実はそこまで緊急性も必要もない」というパターンが殆どだったりします。いくら言っても話を噛み付いて無理強いしようとして聞かないキ○ガイも居ますが、最近ではそういうアホの要求は品質保証部門にタレこんで「品質の担保が出来ない物を要求するな!」と脇腹を刺させて食い止めるという技で戦っております。

開発部門の上司にこういうイケイケバブル営業出身がくると歯止めが効かなくて最低最悪ですが :cry:

数年前に、部長:イケイケ営業出身、課長:空気系開発出身、という環境で部長が元居た支社営業部隊から仕様を無視した無茶苦茶な納期の物を持ち込んでは自分に期中の追加開発を強要、予算も時間もないし、下請けも無理といっているのにやれない、下請法違反をやれって事かよ!と言っても聞かずにゴリ押ししてきて「できない」vs「やれ」の大喧嘩に発展し、最後には支社と顧客を巻き込んでの悲惨なシステム障害、契約不履行につながり結果部長島流し、自分は懲罰的人事という喧嘩両成敗に。部長と私のバトルの間で日和っていた課長には後で謝られましたけど、間尺に合わない話でしたわ :lol:

08

最近、国際的に活躍する日本人と、外国の企業などで世界中の人たちと働く際の苦労について話をした。筆者も米国やシンガポールで働いた経験がある。日本人は、仕事が細かく丁寧で、まじめで時間に厳しく、人の良さから同僚などの仕事も助けてしまう。

一方の外国人はどうか。誤解を恐れずに言うと、日本人以外は基本的に「いい加減」である。自分の仕事しかしないし、気が利かない。そして日本人が集まると、外国人は「使えない」「ダメダメだ」などと愚痴るのだが、実はそれが普通なのかもしれない。事実、労働生産性のランキングを見ると大きな差はないどころか、日本人は劣っているのである。

これから分かることは、過労死対策として日本は強制的に労働時間を減らすしかないのではないか。そして生産性を上げるようにする。東京都の小池百合子知事は9月14日に都庁での「20時以降の残業禁止」を発表したが、これは素晴らしい提案である。例えばドイツ労働省は2013年から勤務時間後に上司が職員に連絡するのを禁止しており、同様の対策はすでに世界では始まっている。

(中略)

とりあえず

・すぐやる必要がある事とそうでない事を明確にしろ

・やる事やったらすぐ帰れ

・手を抜くための手間は惜しむな

・対応ルール外の対応要求は天災レベルの非常時以外は原則受け付けるな

・緊急対応は乱発できないようにペナルティルールや仕組みを作れ

辺りを改善するだけで随分良くなりそうなのですが、バブル世代にはこの理屈が悲しいほど通じない連中が多くて頭が痛いです。

先日も、元本社企画部に居た支社業務の連中に4年かけてもシステムの移行が出来ていないことをネチネチなじられたので「あなた方がいくらこちらからフォローをかけても移行展開を支社内でやっていないからできていないだけでしょ、こちらは支社が仕事しないから仕方なしに代わりに全国の現場を回って個別にドサ回り説明会をやって移行を進めているのですよ。その結果、他の支社は説明会は全て終えて引き取ってもらっているのに、あなた方だけ移行作業が全く進まず説明会すらやれず引き取れないとゴネまくっているってどういう事ですか?」と言い返した所「システムの出来が悪いから標準化出来ないんだ!こことこことここをすぐ直せ!こんなものうちの支社では引き取れない!」とどうでもいい部分の難癖をつけてきて逆ギレされ、こちらも「1年前に本社から通達された移行期限の2週間前に突然呼び出して、自分が仕事をしていないことを棚に上げて、今になってそんな物を直せって頭大丈夫か?」と言い返し「言い訳は聞きたくない!すぐ直せ!お前が悪い!」とバブルが切れて言い合いになり2時間罵倒合戦。

ちなみに、このクソシステムを企画したのはこのバブルさんというオチなんですがね。

本当こういう人は夢のような企画を立ててコケさせるのを繰り返しては、その後始末を開発に5年も10年も丸投げする訳ですから最悪です。まぁ開発側も今年になって研究所に人員をごっそり持ってかれて、進捗管理を元々していた人間が居なくなったりとか人的リソースの枯渇が深刻で業務が破綻気味という辺りこちらにも問題はあるのですが、それにしてもこういう不毛で生産性の低い業務はうんざりです。

09

ドイツではこんな企業も出始めている。フォルクスワーゲン社は勤務時間終了から30分後に、電子メールの転送を禁止にしている。ダイムラー社は休暇の際に受け取った電子メールは削除してもよいとしている(ただ自動返信にして勤務時間に折り返すことが推奨されている)。こうした例は日本企業ではあり得ないだろう。それでもドイツの生産性は日本よりもずっと高いのである。

不要不急な業務を無理やりやらせると、効率の低下ももちろんですが、下請けが余計な作業の発生を見込んで高めに見積もる(人員を確保する)ので、コストアップにもつながりますし、少ない人員で長時間作業をやらせると、集中力が落ちて時間あたりの作業効率が下がるという悪循環に陥ります。

私は5時間程度が会社で集中できる限度ですね。パケットの解析なんか数時間やったらもうそれ以上の作業は無理ですし、やるだけ時間の無駄です。なので、集中力のいる作業をいかにまとめて片付けるか、無駄な作業を入れない、やらないようにするかが鍵なのですが、電通の業務内容を見ていると何が問題なのかが何となく見えてきます。

以下記事の中で元電通マンによる業務内容が記述されていますが

 

「クライアントからの無理難題は断れ!」 元電通コピーライター・前田さん

 

しかし、一般にイメージされる広告制作の現場なら、以下のように言えるでしょう。

「広告主企業が物事を朝に決める(例:制作中のポスターに急遽変更が必要など)

→昼に電通の営業に指示をする

→夕方に営業が制作(クリエーティブ)に指示する:(注)恐らく電通クリエーティブXというグループの制作会社

→夜にクリエーティブが代案を考える

→深夜に協力会社(外部のデザイン会社や制作会社)が修正版を制作する

→それを電通の人間がチェックしながら最良と思えるかたちにする」

このような順番のため、実際に制作する人の勤務時間はどんどん遅く・長くなっていきます。もちろん単純化するため1日でたとえましたが、緊急の案件・時間がない仕事の場合は、実際にこのような進行になります。

加えて、ひとつの企画が通ったあとの制作において、ほとんどの広告主企業との仕事は口約束で始まり、事前に業務範囲や手順を示した契約書などがないため、「あれもしてくれ」「ここはこうしてくれ」「これも入れてくれ」という修正指示と反映作業が際限なく繰り返されます。

さらに、「明日までに!」と言われれば、徹夜してやってしまうのが「優秀な広告会社」という風潮が、長時間労働を後押ししています。私が知っている限り、電通が継続した関係のあるクライアントからの仕事を断ったのを見たことがありません。

これってソフトウエア開発の上流工程に極めて近い作業ですね。要求仕様に対して仕様を落とし込んで、コストと工数を適正化して完成物を評価し不具合や問題点を潰して納期内にUPするといった辺り、非常に似通っております。

当然ながら、追い込み段階で追加修正を乱発させると作る側もクライアントに成果物を納品する側も地獄です。というか、最初からコンセプトを絞って無駄を削ぎ落とした設計をしないで、営業の後出しじゃんけんを好き放題許すとダメになるという点も恐らく同じでしょう。

となると、電通で自殺者が発生した根本原因は「提案力やマネジメント力が無いくせに客にいい顔をして工数を無駄に積み上げるような事を納期寸前でやりまくった上司」の存在なのではないかと思われます

(中略)

最後に本当のことを言います。

クライアントや上司からの人間性を損なうような無理難題は、断れ! それで、カネを失ってもいい。関係を切ってもいい。

それを個人の資質や強さまかせにせず、企業風土がその勇気を支えるようになっていけば、会社も日本全体も、少し生きやすくなるのに、と思います。売り上げ以上に、社員の人生やその家族のことを守れる企業こそ、尊敬を集めるべきです。

コレ、真理ですよ。

無茶を言ってくる相手と付き合っても、トータルでは損害になりますから。そういう付き合いをダラダラやると、売上はあるけど利益率最悪、固定費も高止まりで外乱で即大赤字に突入という状態になるわけで、その対策として安易に固定費を下げるためにサービス残業や下請法やら法を破っての違法ビジネス化するというパターンが非常に多い多い。

今の自分の上司(部長)はその点使えそうなプロジェクトと判断すれば全権委任してくれるので大分マシなのですが、企画部門が発案したクソプロジェクトも大量に抱えて自爆しているので、巻き添えを喰らわないかこちらも胃が痛いです。

こんな状況の開発部門からの異動を私は申請はしましたが、はてさてどうなることやら

Karōshi Death(過労死デス) その1「過労が発生するメカニズム」” への3件のコメント

  1. 異動の申請とは、軍鶏さんらしからぬ穏健な手段ですね。そこんとこ、まだ日本的ですよー
    Bye,の3文字で済ませるのが世界標準だと思います。

    • やめない理由を一言で言うと「クソ面倒くさい」です。
      現場の末端作業員ならそうでもないのですが、開発部門や基幹システムの運用をやっている人間は替わりがいないので辞めるとなると部門を挙げての監禁脅迫まがいの「慰留(笑)」をやられます。
      特にバブルの下の世代は人数が極端に少ないので経験と技能がある人間が居ない、そのくせ人事的な扱いは悪いというなかなか劣悪な環境でして、私の前任者も技能があるので転職したいとぼやいていましたし、私も会社の業績がむしろ悪化してもらって早期退職の募集が無いかなーと常に思っているクチですね。
      とりあえず社内転職は揺さぶりをかける効果は・・・無かったですね。うーん、逃げる準備をどうするかもっと考える必要がありそうです。

      • じょぉしの側で、「あーこいつはもう引き留める価値ねーわw」って斬られるヒトが大多数の世の中です。監禁脅迫のような遺留をやるに値する戦力は大したものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)