DEEP@大阪紀行 その5【オイソ・ボイソ・サイソ・猪飼野】

さて、暗黒商店街鶴橋を抜け、そのまま西方向へと歩いていくと猪飼野(いかいの)という一帯に差し掛かります。名前からしてモロに養豚場と屠殺場なのですが、古代に畜産や食肉関係の技術を持った渡来人が沢山住んでいた場所なのでこの名がついたそうです。

近代になってからは、韓国が言う所の日帝強制占領時代(植民地時代)に半島南部の済州島からの出稼ぎ移民が大量に住み着き、コリアンタウンが形成されたという経緯もあり、古代から近代にかけて大陸からの移民が住み着く町としての歴史を持っています。

1973年に猪飼野という地名は朝鮮人部落の蔑称だとの地元住民の意見もあり、地図上からは地名としては消えて「鶴橋」「桃谷」といった地名になっていますが、コリアンタウンマニアの間では猪飼野という名前は今も根強く残っています。

だってこんな美味しい名前の地名を放棄するなんて勿体無いじゃないですか

そんな猪飼野は駅から少々離れていまして、しかも分かりづらい場所にあるので行くのはそれなりに土地勘や方向感覚を要求されます。

本当に路地裏の奥みたいな所にあるので、普通の人ならまず迷います。

私もかなり入念に地図を見て頭の中に叩き込んで辿り着きましたが、普通の人は地図を印刷して行ったほうが身のためだと思います。

最寄り駅は鶴橋ですが、結構駅から歩きますので歩きやすい格好で行くのがいいでしょう。

猪飼野に向かう途中にあった在日朝鮮人向け老人ホーム?らしき施設

「多民族共生 人権教育センター」

日本語的には合っているのですが・・・何だろうこの違和感。

去年鶴橋のキムチ屋で見た「若い日本人男性活躍中」と同じくらいの違和感です。

さらに脇には「ここでたばこやお酒を飲まないでください」のポスターも何かね・・・ :-P

その「若い日本人男性活躍中」なキムチ屋「キムチギャラリー」は健在でした。

よく看板を見ると「この世で一番おいしい」AROHA KIMUCHI」の文字が怪しさを加速させています。

怪しいのは看板だけで店先はまとも・・・と思ったらケースの上段が左から「ホタちゃん 500円」「キムチケーキ 時価」「ピリ辛ジャコ 300円」「キムチパフェ 時価」「チャンジャ 500円」

オイ、コラ、キムチにケーキとパフェはないだろうが!

しかも見本のケーキにはスポンジケーキの上にごってりキムチが載ってさらにキュウリ(オイキムチ?)が蝋燭の代わりにかやっつけ仕事的にブスブスと刺さっているのですが、これ、何の罰ゲームですか?

パフェの方も何だか、正体不明の緑(青唐辛子?)赤(キムチ?)の派手なトッピングから嫌な予感しか漂ってきません。

韓国は「近くて遠い国」と呼ばれていますが、何かその「遠い」部分の真髄を覗き見たような気がしました。

商店街に入るとパッと見は普通の日本の下町商店街風です。

完全にジャポネーゼな風景。

ん・・・?何だか微妙に日本らしくない雰囲気が

色彩が段々・・・日本とは違う民族の色彩に

仲通り商店街入り口

入り口からいきなり韓国料理バイキング800円也がアニョンハセヨと出迎えてくれます。

いきなり随分脂っこい歓迎です。のっけからオソ、オセヨ(いらはい いらはい)っと全力でニンニクと唐辛子と胡麻油が迫ってくるのはコリアンクォリティ。

オモニ(カーチャン)の像がペコペコ頭を下げております。

そーいや、向こうの像って猫背で頭を下げているのが多いですよね。

通り自体は鶴橋なんぞよりずっと綺麗でディープさはかなり薄いです。

ござを敷いた台の上に惣菜類が積み上げられているのはまさに韓国風の商店

コリアンタウンを巡っていて段々分かってきたのですが、どうやらあちらの店舗スタイルは、食料品店と軽食が取れるフードコートもどきが合体していて、軒先で惣菜や軽食のテイクアウト販売をして、奥で食材を売るってのが相場のようです。

ここではトッポッギ(餅の甘辛煮)がグツグツ煮えていました。

他にもガレージセールなんだか良く分からない杜撰なケンチャナヨ(どーにかなる)店舗やら

鶴橋よりは数段色彩のトーンが低いチョゴリや

チョゴリ記念撮影スタジオやら・・・(劣化プリクラのような特殊効果のアレっぷりと、キティの版権許可があるのかが非常に不安ですが・・・・)

子供服も朝鮮仕様だったり(インテリア用にちょっと欲しいと思ったのは秘密だ)

食料品店にベタベタ貼られている「イルポン(日本)列島では韓流旋風が吹き荒れているニダ!マンセー(万歳)!」的なポスターとか、それなりに見所はあります。

そういや、TBSやフジテレビが韓流ごり押しをやっている理由について「韓流スタアのCD著作権を譲渡されたので、自社の儲けの為にしつこく売り込んでいる」という噂が流れていましたが、まーTVの韓流持ち上げっぷりは異常ですね。

ちなみに、TV局のCD著作権保有は欧米では禁止されています(フジテレビはフジパシフィック音楽出版という子会社が保有しているらしいですが)。ニュースで自社保有コンテンツの売り込みをやるのは放送倫理的にもアウトな行為なのですが、広告収入が激減+日本人タレントのギャラ高止まりな状態のTV局としては、安価な韓流コンテンツを煽るのが手っ取り早いという実情もあるようです。

昼の時間帯の韓流ドラマ垂れ流しも凄いようですが、アレも放送権料が恐ろしく安いらしく、簡単に放送枠を埋められるために重宝されているようです。

何でこんなに韓流コンテンツは安価に提供されているかと言いますと、「韓流スタアのギャラが恐ろしい程安いから」だそうで、その年収額「平均2600万ウォン(192万円)」あちらのサラリーマン並みの額です。

東方神起やKARAが事務所とグタグタの紛争になって解散騒ぎになっているのは、これらの激安ギャラと引き換えに、無名時代に事務所が大金を使ったり、枕営業をさせてまで強引にプロモーションを押し込むというあちら特有の営業スタイルも影響しているようです。

一事が万事「強引に手っ取り早く簡単に」があちらの文化らしいという事が分かってきた今日この頃、そういう裏事情を知った上で韓流ブームというのを斜めに見るとまた面白いものです。


私はどちらかというと、韓国が国策として必死に売り込んでいる「美男美女が綺麗な町並みの中で人情と愛を語る」ようなイメージより、鶴橋のような生々しく荒っぽい魅力に溢れた素の韓国の方がよっぽど好きなんですけと、何で彼らは自らの素の民族性や風土から自然に文化を育て上げるのを否定して「こうあるべき、こうありたい」というイメージを押し付けようとするのかは・・・最近は見てて滑稽だなーと思ったりしています。

「シュリ」や「猟奇的な彼女」を見たときには韓国の映像作品に未来を感じたのですけどね・・・冬ソナの登場以降から全てがダメダメになった気がして残念でたまりません。

あ、ちなみに私はヨン様は大嫌いです。商売上手だとは思いますが。とにかく皇室でもないただの外国人タレントに「様」づけをした辺りからマスコミの煽りが気持ち悪くなってたまらなかったですね。

猪飼野の感想は鶴橋に比べればかなりソフトな商店街なので、程々に韓流を楽しみたい方にはよろしいのではないでしょうか。

大阪コリアタウン攻略に初っ端から鶴橋に行ってしまった私には物足りなかったですが。

しかし、商店街中央にあった百済門の垂れ幕の韓国語と関西弁の対訳のノリのシンクロ率が・・・w

やっぱり大阪の風土って韓国に近いんじゃないかなという確信がますます深まった猪飼野の一時でした。

それでは、カムサハムニダ アンニョンヒ カセヨ(ありがとう、さようなら)猪飼野

次回は、韓流夜の街、今里新地へと向かいます。

(おまけ)

商店街を抜けて更に西へと歩いていったのですが

道中に会った酒屋さんの軒先が・・・

マッコリと韓国焼酎に占拠されていました。

流石猪飼野、半端ないですw

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