大阪民国の鶴橋へ行ってきました その1

結論から言いますと、大阪は超濃厚な町でした。

何と言うか・・・アジアテイストな町とでも言うのでしょうか・・・

在日韓国人の3割が大阪に在住している事もこのアジア色を濃厚にしている原因の一つかと思います。

という事で、今回は大阪の下町見物と、日本最大のコリアタウンを見て回ってきました。

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まず、大阪駅にて。

何か建屋が古い・・・古い上に余り手を入れていない感じです。

案内標識も東京みたいに日中韓英の四カ国表記にはなっておらず、日英か日本語のみの案内標識が標準です。

電車の中の吊り広告も非常に密度が薄く、内容を見てみると韓流ドラマのDVDだったり消費者金融と消費者金融の過払い金利返還の弁護士や司法書士のハゲタカVSハイエナのような微笑ましい広告だらけ・・・

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以下、一番香ばしかった司法書士事務所の広告文

私は、長い間生活費の不足を消費者金融の借り入れで補いながら生活してきました。

そんな時、払い過ぎの金利が有る場合は、手続きにより戻ってくる可能性があると聞き、藁にもすがる思いでXX司法事務所の門を叩き~

(中略)

数ヶ月が経ったある日

「全て終わりました、これがあなたにお返しする払い過ぎの金利です」

何と!!今までの私の人生の中で一番高額なボーナスでした。

そのときの喜びと驚きは一体何と表現すればいいのでしょうか!?

その後は本当に平和な毎日を過ごし、幸せを感じています。

ほんとうにありがとうございました。

(-_-;)・・・・何だよこの三流週刊誌の裏表紙に乗ってそうな文言は・・・

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何か、設備や車両も昭和時代の物が数多く残っていて余りお金をかけていない感が全開です。

さすがドケチ王国というべきでしょうか。

一方で、東京みたいに車内に広告ディスプレイがあったり、携帯電話の使用に関する注意書きや、優先席付近の注意書きや、テロ警戒中の警告がベタベタ貼っているわけでもなく、結構おおらかに携帯で会話をしています。周りの反応を見ていても、車内での携帯使用は特に何も感じていないようです。

もちろん、ペースメーカーの使用のお客様への配慮なんぞ車内放送さえされません。

まぁ大阪人の心臓は携帯の電波ごときじゃ止まらんわ という理由なのでしょう。

大阪環状線の車内では、黒地に蛍光色の巨大なビートルズマークをあしらった上下のトレーナーで身を固めたスーパーサイヤ人みたいなのが奇声をあげながら目の前を通って行きましたし、普通に電車に乗っているだけなのに言葉ではいい表せない混沌っぷりを体験できます。

また、梅田駅の路上ではおっちゃん二人が激しく罵り合いをしているのを目撃、何というか・・・中国や韓国の街中みたいな雰囲気です。少なくともアジアのどこかの大都市という感じでして、多分ここは日本ではありません

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特急で移動中に食べた弁当「ひっぱりだこ」蛸飯はまぁ美味しかったのですが、底に潰れた明石焼が入っているのは・・・

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と言う事で大阪随一のコリアタウンが有るという鶴橋に到着。

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階段を下りる途中で色々な匂いが入り混じった異臭に近いレベルの香りが鼻に強烈なパンチを与えます。

何も見ていない段階で不安が否応なしに増すとはのっけから強烈です。

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まずは、駅前をふらふらと散策してみますが、町内掲示板で早速ハングルを発見。

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実際の店の前はピースボートやら怪しげなブロードウェイ発とやらの舞踏のポスターが・・・

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町屋付近に通じるガード下の小汚さに否応なしにテンションが上がります。

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町内掲示板を見てみると・・・火の不始末の注意と車上荒しの注意と空き巣が本年141件発生といった治安のアレっぷりを窺い知れる情報が満載です。

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町屋の政治ポスター勢力は共産が一方的に強いと言うイメージがあるのですが、こちらは民主と公明と共産が入り混じって共存している感じ、公明と共産が同じ建物に張ってあるのはちょい珍しい。

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道においてある自動販売機の半分はサンガリアや他ノンブランドの激安ラインナップ、180ml缶のコーヒーが80円だったのが最安値。貨幣価値が東京と2-4割ずれている外国に来たようなような錯覚に陥ります。

周辺を散策しただけでこの濃厚さ、流石大阪です。

しかし、実際にコリアタウン中心部に乗り込んでみた所・・・こんな物ただのジャブにしか過ぎないことを思い知りました

(その2へつづく)

友愛の秘境探索ツアー その2 【♡友愛の湯♡伊香保温泉】

浅間山→渋川への道中に、昼食を兼ねて何か見て回れる所が無いか事前に物色していたのだが、伊香保温泉が見て回れそうだったので寄ってみることにする。

当初の目論見と違い、南回りで渋川の近くまで行ってから戻るようなルートになってしまったが、渋川と伊香保は非常に近いのでまぁ仕方ないかと諦め、そのまま進む。

この道中が・・・観光バスが大量に走っていて、しかもど派手なラブホとか「性の神秘の館 珍宝館」とか下ネタ全開の猥雑な施設がずらーっと並んでいる。特に酷かったのがとあるラブホの立て看板、まるで霊場のお地蔵さんや仏像のように「五回泊まったら一回半額!」と書かれた同じ看板がずらーっと並んでいる。

車から見るとこんな感じで、相当げんなりした(実際は縦書き)

「五回泊まったら一回半額!」

「五回泊まったら一回半額!」

「五回泊まったら一回半額!」

「五回泊まったら一回半額!」

「五回泊まったら一回半額!」

「五回泊まったら一回半額!」

「五回泊まったら一回半額!」

どうせここまで露骨にやるなら「五発ヤったら一発分半額!」の方がいいんじゃないか。

しかし何という猥雑な土地なんだろうか・・・その理由は伊香保に行って何となく分かったが・・・

信号待ちとかあれば間違えなくここの写真を撮ったのだがなぁ。生憎この辺りは田舎らしく信号がとても少なく、この手の物を撮影するのは大変難易度が高いのである。

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中華料理屋 兼 定食屋といった感じの店

あまり観光客相手にやっているという感じではないが、こういう場所では地の人間相手の商売をやっている所に入ったほうが外れが少ないのが鉄則なので、ここに入ってみる。

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何か・・・土地の消防隊や互助組合とかの人が飲んだくれるのに使っているという地場の店という雰囲気だ。

メニューはチャーハンとかラーメンとか餃子や定食類がメインのようだが、群馬の郷土料理の「お切り込み(ほうとうに似たうどん料理)」もあったので注文する。

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出てきたのは↑のような感じの煮込みうどん風の料理。

さつま揚げ、葱、サトイモ、人参、茄子、こんにゃくが入った味噌ベースの極太平打ち煮込みうどんといった感じである。お味の方はけんちん汁ぽい味+独特の濃厚なコクがある。個人的にはほうとうよりこっちの方が好みかな。ほうとうはあの味噌+カボチャベースのボケた味が余り好みじゃなかったり。

外が10℃を割り込んでいて、結構寒かったので、お切り込みで暖まれたのは良かった。

店のおばちゃんに「登山で来たの?」と言われる、あーそうか、登山靴履いているしモロ登山装備のままほっつき歩いていたので、周囲の観光客とは確かに異質なんだだろうな。浅間山付近を登ってきましたーと言った所、「この温泉の上の山の展望台も今紅葉のピークだから見ごろだよー登っていったら?」との話だったので、手軽そうなので街を回った上で登ってみる事にする。

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街の雰囲気は適度にひなびて風情もありという感じ。

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古い土産物屋や饅頭屋が立ち並ぶ石段。

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所々に潰れて廃墟と化している旅館跡もあったが、総じて観光客で賑わっていて活気はある。

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石段を登った先には薬師堂があり健康祈願の場となっている。

更に登ると伊香保神社があり、鳥居の奥の境内に入ってみた。

どうやら薬師堂とは元々は別の神社だったみたいだが、明治時代に一度火事で消失してから合祀して統合したらしい。なので、両方の神社を合わせて、健康と温泉守護の神を祀っているというとの事だ。

しかし、絵馬の奉納所を見て首をかしげたくなった。

何か・・・赤いハートマークの絵馬が大量にぶら下がっているし、祈願の文言を読むに子宝祈願の絵馬の奉納が大半を占めている・・・

どうやら、不妊にここの湯が薬効があるとかで、いつの間にか子宝祈願の神社になってしまっているようだ。

道中に数々の下ネタスポットがあった理由が何となく理解できてきた

でもって、ぶら下がっている絵馬の文言を覗き見てみたのだが・・・

以下その観察レポートだったりする(-_-;)


その一 「こだから違い」

小宝

そうだなぁ・・・息子さん夫婦には宝くじの5~6等くらいが当たるんじゃないですか?何せ「小宝」だし・・・

しかし、個人情報だだ漏れで誤字脱字は相当な恥ずかしさなので、絵馬を記入する際には事前に携帯で字をチェックしておきましょう。


その二 「どこの電波を拾ったんだ」

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日本語でおk

わたす、おつむが足りないけど精一杯愛してるっぺよ・・・なら微笑ましいのだが・・・無理にキュートに書こうとした余り、ただの電波がひっついた人の文章になっている・・・ニシシー♡

今の文明が滅びて、数千年後にこの場所でこの絵馬の残骸が発見されたら、さぞや考古学者や民俗学者を悩ます事だろう。ニシシ シシー♡

しかし、これを見て思ったのだが、この絵馬や現代のアニメキャラのロゴの入った茶碗とか布切れが遠い未来に発掘されて、博物館などに陳列されて、珍解釈をされたりしたらさぞ痛々しい光景になるのだろうな・・・

例) 「ダイヤのユビァ~~~!!ナカヨシコヨシになりますた 184さいまで ナカヨシ ボンバー ギンギラギン ☆ニシシー♡」 これは、当時の土俗信仰の呪詛の文言と思われるが、内容の解読には至っていない。

いかん、癖になってきますたヽ(;´Д`)ノ

中毒性高し、危険


その惨 「生類憐み」

犬

犬・・・従順さを求めているのか? (U´Д`)ワンワン

やはりこの記事に書かれているような

女性によると、高収入で、性格もぴったり、自分を愛してくれて、仕事は一生懸命しているけど、たまには妻の相談にものってくれる-そんな理想の人

という願望なのかねぇ・・・

過剰な期待に胸を膨らませ、高い理想を求める女性相談者たちに対し、「では、あなたは相手に何を与えられるのですか」と尋ねてみると、みな絶句してしまうのだという。

とならない事を陰ながら祈っております、ハイ

そういやー例の結婚詐欺女はネット上で「婚活」じゃなくて「婚殺」とか「婚殺女」とか言われてますなぁ。

で、あの人の場合ならば

Q.「では、あなたは相手に何を与えられるのですか?」

A.「睡眠薬♡練炭♡火災♡で ☆ナカヨシ ギラギラボンバー★ ★☆天国へ無痛婚殺☆★ しちゃうニシシー♡」

なのか・・・


その死 「無欲」

字を丁寧に

無心というか無欲というか、望みを特に思いつかなかったんだな、多分。

前段のような絵馬を見た後だと、生々しさが無い無欲な絵馬に心が和む

あと「子供が無事五体満足に生まれてきますように」というの絵馬も沢山在ったが、これも純粋な願いなので和み系かと。

全く欲や煩悩に満ち溢れた絵馬を見ると、どす黒い気分になれる物だ。

で、次に温泉の裏手の山が景観スポットになっているらしいので登ってみる。

ロープウェイもあったのだが、大した高さでもないので徒歩で行く。

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まぁ道中はふつーの紅葉景観スポットで特に語ることは無し。

あと、それなりに高低差があるのでそこそこ疲れた。

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頂上には巨大なスケートリンクがあった。何でも国体とかの会場に使われている施設らしい。

中には冬に向けてリンクの整備をしているらしき人たちがいた。

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頂上からの景観。深山幽谷といった渋い雰囲気の景観だった。

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ま、展望台のこのネーミングセンスだけはどうにかしてほしい・・・の「ときめきデッキ」という名前で、欧風の鐘が置いてあって鳴らすと何か♡ラブラブ♡ご利益か何かがあるとかいうスポットのようだったが・・・痛すぎるので見に行く気がしなかった・・・。

この辺りで雨が降ってきたので、渋川まで戻って宿に入る事にする。

車に戻る途中に昭和時代の温泉街の残滓が色々見物できた。

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「踊れるコーヒースナック」「演芸センター」「おしゃれコーナー」・・・昭和臭全開だな・・・

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猥雑臭全開の温泉街の裏通りの一枚。

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昭和の御世には社員旅行で来た団体様が温泉でふやけて旅館の宴会場で大騒ぎした後、この辺りに繰り出して痴態を繰り広げていたのだろう。

今となっては完全に時代に取り残されている感全開であるが、もう少し枯れればノスタルジックな風景と・・・みなされるのかなぁ(-_-;)

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こういった猥雑な横丁の下にはこんな店もあった。

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何というか・・・猥雑さを通り越えて完全に哀愁やノスタルジーという世界に突入している温泉街の水商売横丁であった。

恐ろしい事にこのストリップ劇場は営業しているようだった。

どんな妖怪が巣食っているのかは個人的にはドキドキ物でウォッチングしてみたい気分であったが、ここに突撃するほど冒険者になれなかったので、ここで引き返す。


友愛ダム現場見物の二日目に続く

大阪民国の鶴橋へ行ってきました その2

さて、駅周辺の適当な散策を終え、鶴橋商店街に突入してみました。

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駅のすぐ脇の滅茶苦茶狭い路地からこの商店街には入るのですが・・・

のっけから大阪のおばちゃんファッションを売る香ばしい店の洗礼を浴びます

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いやぁ凄いセンスだなぁ・・・と感心して横を見ると・・・

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大阪のおばちゃんファッション店VS極彩色のチマチョゴリ店のカオスな闘いが繰り広げられています。

もうね・・・濃厚さがそもそも東京のコリアタウンとは桁違いです。

が、ここは駅前すぐの超好立地の上品な商店街にしか過ぎない事に気づくのに多くの時間はかかりませんでした(-_-;)

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駅前はキムチ屋さんなどもありますが、まだまだ上品なものです。

が・・・ちょっと奥へ行くと・・・

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ブレードランナー顔負けのカオスなガード下空間が広がっています。

なお、この通路でおばちゃんが露店を開いて野菜を売っているのは鶴橋にとって当然の風物詩です。

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ガード下を抜けると精肉店が軒を連ねていますが、明らかに日本の精肉店と異なる嗜好の店です。

まぁ・・・内臓系のマニアな部材が異様に充実していたり、豚のブロック肉を皮ごと煮た塊を売っていたりと異様にワイルドな食肉文化の世界が展開されています

奥へ行くと更に強烈そうな商店街があるのが見えたのですが、道を変えてコリアタウン周辺の大阪の下町ウォッチングへと進路をとります。

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コリアタウン外縁に接したところにある商店街は完全にゴーストタウンモードになっていました。

村上の時と比べてもゴーストタウンっぷりは規模的にも遥かにこちらが上です。

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そこらにダットサンのピックアップトラックの廃車が転がっていたり、時代が完全に昭和40年代辺りからこの付近は止まっています。

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町並みや店舗を観察した感じ、間違えなくこの町の主要産業はお寺と葬儀場と老人ホームと医院です

途中で廃屋化した銭湯や駄菓子屋やらよろず屋や呉服店などを数多く見て、時代に取り残された街だな・・・と痛いほど感じました・・・

やっぱり大阪は地方都市化が進んでいます。地方都市特有の元気の無さに満ち溢れた街 という印象は拭えません。

と言う事で、次回は老廃した街に囲まれた鶴橋コリアタウンの最深部のレポートをお送り致します。

(その3へ続く)

友愛の秘境探索ツアー その3 【♡友愛の館♡やんば館】

吾妻渓谷地図

11/2 【渋川→吾妻渓谷】

二日目、8:30にホテルを出て八ツ場ダムへと向かう。

渋川市内を出て一路西へと進む。

ダム工事のせいか、非常にダンプや大型トラックなどの工事車両の往来が多い。

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最初はただの広い平地だったのが、徐々に山が左右から迫ってきて渓谷地帯らしくなって来る。

[videopop vid=”1257860006″ vtitle=”吾妻渓谷方面へ走行中1”]

ただし、一方的に山が迫ってくるわけではなく、谷間→盆地内の集落部→谷間を繰り返しながら狭くなるといった感じだ。

遠くの山に目をやると、山肌の上の方はすでに紅葉で黄色と真っ赤の斑模様になっており、完全に秋という風体だ。

吾妻川とJR吾妻線が国道と併走する形で流れており、吾妻川が思ったよりも大きな川のように見えたのだが、みるみる細くなっていく。どうやら細かい支流が無数にあるらしく、本流はさして太くないようだ。

[videopop vid=”1257860576″ vtitle=”吾妻渓谷方面へ走行中2″]

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昨日行って来た伊香保温泉の北を通過し、吾妻渓谷の奥へ奥へと入っていく。

[videopop vid=”1257860638″ vtitle=”吾妻渓谷方面へ走行中3″]

ところでさっきから全然吾妻線の車両を見ないのだが・・・見たところ単線のようだし、相当な僻地路線の香りがプンプンする。

狭い峡谷地帯に入り、ぐねぐねカーブが続き、見事な紅葉風景が目の前に広がってくる。

紅葉見物のポイントには小さな駐車場があり、そこにはまだ朝だというのに車がびっしり止まっていて観光客が沢山歩いていた。

その付近の動画は↓を参照。

[videopop vid=”1257860885″ vtitle=”吾妻渓谷を走行中”]

ホテルを出て一時間ほどで吾妻渓谷の奥にある八ツ場ダム広報センター「やんば館」に到着。

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一億九千万円をかけて作ったという八ツ場ダム広報センター

思いのほか小さい建物である。本当に田舎の一軒家に毛が生えた程度の大きさだ。

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すっかり有名になったお陰で朝一だというのにえらい盛況ぶり、大型観光バスがガンガン乗り付けているわ、一般車用の駐車場もほぼ満杯。施設の存在価値が失せそうになった状態で初めて大盛況になるとは、皮肉極まりない物だ。

やんば館市場

何かこの人気に便乗して農産物の即売場も道と駐車場の僅かな隙間に強引に展開していた :lol:

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売っている物は林檎とか芋とか・・・大根とか卵とか・・・

とりあえず巨大なナメコの株が美味そうだったので買ってみた。

家に戻ってから味噌煮込みうどんの具にした。味がよく出て美味かったー。

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でもって駐車場から例の有名な作りかけの橋を撮影してみる。

Wikipediaに載っている時点のものより大分工事が進んだようで、橋脚から伸びた道路がもう少しで結合できそうな感じだった。

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当日は工事をしていないようで、クレーンは止まっていた。

[videopop vid=”1257861050″ vtitle=”やんば館”]

さて、周囲も見たことだしやんば館へ向かってみる。


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ヤマトタケルのパチモノもどきでヤンバタケル・・・ひねりがねぇ・・・オトタチバナヒメヤマトタケルを水死寸前に追い込んだナイス嫁だから・・・ある意味この一体を水没、水死させようとしているという意味からして良キャスト・・・じゃないわ!コラ!何考えているんだ!

ええと、入り口からしてダメスポット特有のダメで危険な香りがぷんぷん漂ってきましたよ・・・

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28万人かぁ・・・結構人は来ているんだな。まぁ来館者一人頭665円程の負担になるけど、665円の価値があるかどうかは以下のレポートを見てご判断してね  ( ●  ^  -  ^  ●#)凸

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入り口にはどーんとダム作るぜ!という看板が立っており。

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その下のガラスケースの中には超精巧に作られた吾妻渓谷のダム建設予定地の模型が入っている。

やんば館

受付嬢は・・・まぁいいや・・・施設は盛況でも色々な意味で暇そうだったが・・・


さぁ、次はやんば館の目玉施設の案内だよ!

公式HPにもデカデカと書かれている「開けて楽しいびっくりダム」に僕のハートもびっくりさ!

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おー!お花畑模様のメルヘンなロッカーみたいな物がならんでいるねーなんだろー

パカッ

「586さぁ何(なん)の数字(すうじ)?」

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知るかぼけぇ!(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻

これ、実際に開けた瞬間、後頭部でゴリッという音がして筋が切れそうになったのは多分の気の迷いに違いない。

そして586の意味する所がダムの建設予定地の標高らしいという事を調べてしまった自分は多分負け組

とりあえずこれを企画した奴出て来い

あまりの素晴らしさに思わず動画も撮ってしまった。

[videopop vid=”1257861712″ vtitle=”びっくりダム”]

以下、撮りながら私の脳内に流れていた企画者へのメッセージが

貴方お帰りなさい とりあえず抱き石にする?磔がいい?それともう・ち・く・び・ご・く・も・ん♡

という位素晴らしかった。

ある意味この施設は水没させずに後世に残すべきだね、二度と同じ過ちを繰り返さないための反面教師として。

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他にもこんな水害対策としてこれだけのメリットがありますよーとか

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利水効果がこれだけありますよーというパネルが貼ってありましたとさ。

ちなみに、↑のパネルはボタンを押すとパネルに埋め込まれたLEDが光る仕掛けになっているようだけど、壊れたまま放置されていましたとさ。

あとは、部屋の中央でエンドレス再生で広報DVDが放送されていた。

内容は・・・コメントは差し控えさせて頂くが、期待を裏切らない出来であったことは↓を見てもらえば判るかと。

[videopop vid=”1258034387″ vtitle=”広報ビデオ@やんば館”]

まぁこれで一通り見て回ったのだが・・・何せ一つのフロアが小学校の教室一部屋程度の広さしかないのだがすぐ終わってしまう。

え?これだけ?と思ってよく考えてみたら、この建物二階建てだったじゃないか、よし、二階の展示物でも見るか!

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Fァ—ッCK! 凸(゚Д゚#)

続いて次回は、色々凄い事になっていた付近の村落のルポに行かせて頂きます。




大阪民国の鶴橋へ行ってきました その3

いよいよコリアタウンの中心部、鶴橋卸売市場商店街に突入です。

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一応アーケードになっているのですが・・・何か全体的に古くて暗いのと、意味不明にはためく万国旗が怪しさをブーストアップさせています。

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商店街から脇に入り大通りに出てみた所、約50mおきに韓国料理屋やキムチ屋が並んでいるのを確認。

正面にあった「キムチギャラリー」なるお店、どうやらキムチ製造業と食堂を兼業しているお店の模様です。店頭のワゴンにキムチが山積みに盛られています。何か手書きの求人募集が貼ってありますが

「AM7:00~PM6:00 月25万円 若い日本人男性活躍中」

日本語的には正しいのですが・・・なんと言うか言葉で表せない不安感を駆り立てる求人募集です

飲食店だと週休1日と考えて月26日労働として、一日10時間労働なら・・・時給961円位か・・・まぁこのご時勢だしねぇ。額面どおり貰えるのか、労働時間が本当にこの通りなのかは知りませんが(-_-;)

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と言う事で再び鶴橋卸売商店街に戻ります。

ちょっと行くとドレス屋がありまして、西大后の着衣みたいな異様な圧迫感を与える紫のギンギラギンのチマチョゴリが鎮座しているのに度肝を抜かれました(写真は反射光でうまく撮れず)。しかし、チマチョゴリは中国の影響をモロに受けているせいかド派手な刺繍や色彩に負けないデザインだと改めて感じます。

和服でこの色彩や生地のデザインをやったらまさに悪趣味なチンドン屋だなぁと、隣接した呉服問屋の和服の地味さを見て感じました。

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道中にあった町内掲示板を覗いてみると、大阪市清掃局がゴミの不法投棄にぶち切れモードに入っており、ハングルでデカデカと罰金や懲役刑について警告文を掲載しております。

ゴミの捨て方についてもハングルの案内文が出ている辺り、この街のコリアン人口の密度が半端ない事が窺い知れます。

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昼飯はアリラン食堂という地場の韓国料理店に入ってみました。

中は一見普通なのですが・・・TVで流れているのが韓国のBS放送だったり、在日韓国人団体(多分民団かな?)のイベント開催のチラシが入り口の所に大量に置かれていたり、東京のベタな韓国料理屋とは一線を引いた雰囲気です。

で、料理なのですが、軽くチヂミとビビンバを頼んでみた所・・・

いやぁ・・・

チヂミの値段がが高めだったからおかしいと思ったのですが・・・ええ・・・

巨大なパンケーキみたいなヘビー級チヂミがやってきました

あとおおかずが軽く八点ほどおまけで・・・(-_-;)

本場の韓国料理店ではサービスのおかず込み込みで色々出てくるんだ・・・というセオリーをここで思い出し・・・

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更にビビンバも結構なボリュームの物がガンっと出てきて・・・

いやぁ・・・死ぬ気で食いましたよ・・・

日頃は腹7-8分目位しか食わないようにしているせいもあり、やたら生地が重いチヂミとビビンバのボリュームに苦戦しつつも何とか完食。ちなみにチヂミは色々海鮮具材が盛りだくさんに入っていて美味かったですよ。ビールが欲しくなる味でした。ビビンバはまぁ普通かと。

大人数でワイワイと飲みにいけばかなり良い店だと思いました。恐らく韓国料理自体が仲間でワイワイと騒ぎながら飲み食いするという物なのかなーと思ったり。

いい意味で庶民的な文化に接する事が出来るお店でした。

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でもって食事後周囲の商店街を散策します。ニンニクとゴマ油臭いゲップが止まらない満腹状態で歩き回っているとリアル韓国人になったような気分になれます。

でもって目に付いたのが韓流スターショップ。原宿辺りのジャニーズタレントショップのような痛さと周囲の泥臭さが入り混じって特有の香りを演出しています。

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何せ売っている物が強烈でね・・・

ヨン様を始めとした韓流スタア(敢えてスタアと表記)の顔をベタベタにプリントした靴下とか・・・韓流スタアの顔写真が原色でプリントされた金属製の丸いバッチとか・・・日本だったら色々アレンジを加えてそれとなくタレントグッズと分かるレベルに落とし込むのが常道だと思いますが、ここは日本の昭和時代並に直球ストレートで勝負を仕掛けています

で、更に奥に入り込み、様々な韓流の食料品を売りさばいている細かい路地を見物してきました。

[videopop vid=”1235909239″ vtitle=”鶴橋商店街その1”]

写真じゃ凄さが伝わらないだろうと思い、動画を撮影してきました。

[videopop vid=”1235909272″ vtitle=”鶴橋商店街その2”]

しかし・・・まぁ見返してみるとこの前見た北朝鮮の闇市の盗撮映像みたいだ・・・

路地の迷宮みたいな細さと分岐の多さ、異様に薄暗く異臭とおっちゃんおばちゃんの喧騒が渦巻くアジア的ブラックマーケット、これが鶴橋卸売商店街です。

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↑は鶴橋で仕入れてきた食材です。左上→右上→左下→右下の順で

松の実

乾燥棗

乾燥朝鮮人参

韓国産唐辛子粉

乾燥クコの実

仕入れたお店の韓国人のおっちゃんはいい人でした。話し好きな人で、私が「韓国産の唐辛子粉が欲しい」と言った所「何に使うの?」と聞いてきまして、どうやら日本人はあまり唐辛子粉の需要はないらしくかなり珍しい客とみなしたようで「カレーとか辛味が欲しい料理用に、日本産の唐辛子は辛味がきつ過ぎるので」と答えたところ「韓国産の唐辛子は辛味が少なくて甘みが多いからねー」と上機嫌に唐辛子の解説を色々と。何でも取り扱っている唐辛子はおっちゃんの故郷で産出された唐辛子を1kg単位の大袋で輸入して、それを小分けにして売っているんだよとバックヤードからわざわざ唐辛子1kgの袋を持ってきて見せてくれたり、とか色々サービス精神旺盛なおっちゃんでした。

まぁー鶴橋は下手なアミューズメントパークよりもずっとエキサイティングで面白い街です。庶民のエネルギーを直に感じれるアジア的な良さを残した街だというのが私の率直な感想でした。

東京の上品に取り繕った街の姿に見飽きたならこういう混沌とした街をウォッチングするのもまた一興では。

東京のこの手の街も回ってみたいなぁ。

友愛の秘境探索ツアー その4 【♡友愛完了♡これより村落を放棄する♡】


やんば館を出て、車ですぐ脇の村落、住所で言えば「吾妻郡長野原町」の「大字 上湯原」なる村落をほっつき歩いてみる。

とりあえず村落を通る一本の林道みたいな道の脇に駐車できそうなスペースを見つけたので突っ込んで停めておいた・・・がタイヤがズブズブ沈む。どうも火山灰質の柔らかい土+腐葉土+前日の雨でぬかるみになっているようだ。

集落林道に突っ込み駐車

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停めた空き地みたいな所から山の方向を見ると小さな砂防ダムがあった。


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とりあえず、林道を戻り、村落へと降りていく。

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何軒かまだ人が住んでいるらしき家があったが、どの家も煤けて古い。

また、人の気配は全く感じられず、洗濯物が干していなければ空き家と見間違えられるほどの寂寥感に満ち溢れている。

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さらに下ったところにあった民家も曇って薄暗いのに明かりもついておらず、洗濯物と車が無ければ空き家当然の風体だった。

田舎の農村の平日昼間なのに外に人が居ない、畑は耕作放棄状態で荒地化していると、なかなか凄まじい荒廃ぶりである。

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段々畑の跡らしき場所、石垣だけが残っている。

長い事何も植えられた形跡もない、雑草だけは刈っているようだが・・・

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ここまではまだ人が残って住んでいる場所なので、用水路も機能しているなど、人の住む場所という感じであったが、この先の荒廃ぶりが絶句物であった

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まずは、住民が退去して取り壊された家屋跡、こんなのがそこら中に点在している。

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その脇には取り壊しのときに出たと思われる粗大ゴミが放置されて野晒しに。

このドサクサにまぎれて粗大ゴミを不法投棄しようとする輩がいるらしく、村落内に不法投棄監視のパトロールカーが監視をしていた。

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はいーごみつーほー81-5324 っと

中には監視員らしき男女二人が仮眠を取っていたが・・・このステッカーが無ければ練炭自殺でも疑いたくなる光景だった :-(

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周囲は半分雑木林化しており、放置しておけばこの空き地もじきに林に飲み込まれるのだろう。

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とある廃屋の前では大きな木が引っくり返って廃屋にもたれかかっていた。

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この通り玄関に枝葉がもっさりとかかっている状態に(○口○*)

軒先には若木が生え始めているし、自然の侵食速度の速さがよく分かる。

あと十数年もすれば家はシロアリにでも分解され、周りの平地は完全に自然に取り込まれて雑木林の一部と化し、鹿や猪や狸が闊歩する土地と化すのだろう。

そもそも人間様が住むような土地は、生育環境の良い場所なので、人間が放棄した土地を周辺の貧しい山岳地帯に追いやられた自然が全力で人間様の旧支配地域に侵略してくるのは当然だと言える。

あのチェルノブイリですら、発電所の爆発事故があった後の放射能汚染地帯が野生生物の王国と化しているという実態を考えると、自然から見た凶悪度で言えば

人間様>>>>>>>>>放射能>野生動物

という事なのだろうな。

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さらに奥へと農道を歩いて進んでみる。

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比較的最近になって放棄されたと思われる畑跡があった。

ここも囲みの柵やネットはボロボロになっており、畑は雑草だらけで荒れ放題という状態である。

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柵の中には枯れかけた松葉牡丹らしき花が咲いていた、この土地の現状を現しているようで、見ていてやるせない気分になった・・・

畑の先は工事現場につながる道らしく、通行止めになっていたので集落に戻ってみる。

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集落もよくよく観察してみると荒れ放題に荒れており、ボロボロの黒電話の公衆電話とか


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半ば放棄状態で廃墟感が漂う村落住民専用温泉とか・・・色々きつい設備の現状がこの土地の現実を語っているように感じた。

とにかくまーこの土地は、荒れ果てた村落跡といった感じの空き地と廃墟が混在しており、生活感が恐ろしく乏しい状況であるのは間違いないようだ。

実際に、住民の半数以上がこの土地を逃げ出している状態に陥っているらしく、地元住人が民主の友愛というか粛清建設中止に対し強硬反対しているのもこの崩壊寸前の村落の状態が続けば、例え移転予定地に移転しても集落が自然消滅しかねない状態であるため、早急な移転と再開発を行ってもらわないと自分たちの生活が立ち行かないという所が大きいようである。

このダム事業は、半世紀以上に渡り揉めに揉めてきた挙句、何とかダムは作る+再開発を行って地域振興も地元の納得の行くレベルでやるという方向で落ち着いた所で、民主党にひっくり返されたところに大きな問題があるようだ。

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村落から第二橋脚の工事現場を眺めながら、八ッ場ダムは「止めるにはあまりにも遅すぎた事業だったのでは」という考えがムクムクと頭をもたげてきた。

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例え工事を中止したとして、この荒れ果てた最果ての峡谷の土地にどうやって人を戻すのだろうか?

国に土地を譲渡して転出してしまった人を呼び戻すのは恐らく不可能に近いだろう。なぜなら政権が変わればまた再開だの中止だので翻弄される土地になんぞ戻りたくもないだろうし、転出先がどこであるか、家を買ったのか賃貸住宅の生活なのかによっても個人の蒙る損害や利益がバラバラなのも問題を難しくしていると考えられる。同様の理由でIターンの新規入植者を募るのも難しいだろう。

後の回で詳しくは述べるが、そもそもこの土地は恐ろしく農業に向いていない最低のやせ地であり、交通の便の悪さと相まって温泉と吾妻渓谷の景観を利用した観光程度しか産業らしい物は成立しない土地であるという点を考えると、今の状況では温泉と渓谷の観光産業を残す道を提案できれば、ダムに沈めても影響が少ない土地」と言えるのではないだろうか。

とまーこんな事を考えつつ、隣の川原湯温泉方面に向かうべく車にもどるのであったとさ。

(川原湯温泉方面ウォッチングに続く)

八丈島~青ヶ島 最果ての秘境ツアー その1【東京→八丈島】(リニューアルしました)

さて、今回の旅の目的は「秘境でシルバーウィークを楽しもう」と「釣りに挑戦」の二点です。

な ので、釣りができて、秘境ぽくて、マイナーで見所ネタ満載の場所という条件で探していたのですが、本当に難航しましたよ、メジャー所を避けるとなるとなか なか難しい物でして、極端にアクセスが悪かったり危険だったりと・・・で・・・今回はアクセスの悪さを緻密な計画を立てて押さえ込んで秘境に行くという方 針で計画を立ててみました。

そこで、白羽の矢が立ったのが伊豆諸島最南端の有人島「青ヶ島」でした。

何分にも一日一本、定員9人のヘリと平日のみ運行の就航確率4割の船しかない、というアクセスの異常に悪い絶海の孤島は、まさに今回の旅の目的地にふさわしい場所だと言えます。

という事で二重三重に予備ルートや保険を確保して挑んだ今回の旅のレポートをお届けします。

※旅先ではFLV形式の変換ができないので、とりあえずAVI直貼りをしておきます。後で修正予定。

9/20(日) 竹芝桟橋~三宅島近海

自宅を21時前に出発。
色々道中トラブって(SuiCaをホームで歩きながら取り落として、右足で華麗に線路内にシュートを決めてしまったのはナイショです)本来21:50くらいに着く予定だったのが22:00頃に浜松町に到着。船は22:20発なのでかなり早足で桟橋へ、何だか大量の酔っ払いが港の方から歩いてきます。何が起きているのか訝しく思っていましたが、桟橋に近づくとさらに酔っ払いだらけに。

外人も結構混じっていて、海賊のコスプレをしたヒゲ親父白人が玩具の曲刀を振り回して何か喚いていました・・

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交差点の信号待ちで何か港でイベントでもあったかしらんと思い出してみると

あ・・・そういえば今回乗る船の兄弟船のさるびあ丸が、この時期

神津島出航前に、飲み放題の東京湾納涼船として酔っ払いを生産しながら東京湾を一周
→竹芝桟橋に接岸、酔っ払いを吐き出す
→大特急で船内の掃除
→23時に神津島方面の客を突っ込んで出航

って流れで運行しているという話を聞いたのを思い出します

桟橋に着くともうそこは船で生産された酔っ払いどもの溜まり場と化していて大混乱
特に今回の連休中が最後の納涼船なので大盛況って事だったとか・・・(;´∀`)

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船はかめりあ丸という中型旅客貨物船。
ボロいというか・・・正月に乗った小樽→新潟のフェリーに比べると大変小さく、設備も古い・・・

甲板は二等船室の人が雑魚寝をやれるように開放されているため、そこらでシュラフにくるまってキャンプ状態になっております・・・

かめりあ丸甲板

何というか・・・客船というよりも大災害や戦争からの避難民を乗せた難民船のようなカオスな雰囲気です

自分は一等船室だったので(というか一月近く前でもう一等以外空いてなかった)個室で7人部屋でした。
面子はお婆さんとその娘さんらしき方、島の住民らしき母親と大学生くらいの子、あと白人(夫)と日本人(妻)の夫婦
見た感じ釣り装備を持ってきているのは私くらいです。
まぁ釣り客は格安な二等を主に使うのでしょう。といっても二等も8000円程度と決してお安くは無いです。

ちなみに、飛行機と比較すると特割運賃と一等客室のインターネット割引が12000~13000円程度でほぼ同等だったりします。

かくしてかめりあ丸は10:20定刻通りに出航しました。

レインボーブリッジ

アナウンスで御蔵島と八丈島は天候次第で欠航になる可能性ありの条件付出航であることを告げられます。
つまり、現地に着いても「波が荒くて接岸デキマセーン、そのまま東京に引キ返シマース」という事がありえる恐ろしいオプションつきの出航です。

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もちろん東京に戻れば運賃の払い戻しを受けることができるのですが・・・往復24時間近くを船に拘束されるだけで終わりというある意味恐ろしいツアーになるので、それはなるだけ避けたいもので・・・
天気は快晴なのだがどうやら時化ているようです明日の青ヶ島便も怪しい雲行きです。

二等船室は上級席の争奪戦とやらが激しくて二等上級席に乗り損ねた客のキャンセル待ちアナウンスがひっきりなしに流れていました。どうやら快適に二等を使うには色々な裏技やコツがあるらしいです。
まぁ後で船底の二等船室を見物して理由は良く分かったのですが・・・あれはカースト制度並みの格差ですわ・・・

ちなみにこの文章の下書きは一等船室で書いているのですが、目の前にいる白人は巨大なA4のMACBOOKを取り出して何やら打ち込んでいます・・・このお方は旅にデスクトップノートを持ち歩くのかよ・・・

そして次はカメラを取り出していじり始めた。今度はニコンの巨大な一眼レフだ・・・・どうやら彼はデカブツメカを持ち歩いての旅が好きらしいようで

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自分はミニノートのEeePCにオリンパスのCamedia・・・両方ともサイズが彼のに比べ3割位小さい・・・これも青ヶ島への渡航条件を色々考慮して色々装備を絞っているのです。
この文章を書きながら「ドミニカの無人島でサバイバル」なる動画を見ましたが・・・なかなかどうして青ヶ島といい勝負のヤバい島みたいでwktkが止まりません・・・病原体を持った蚊まみれのマングローブ林を突破したり、ハンマーヘッドシャークまみれの海を筏を作って脱出したりするアホな元特殊部隊の親父を見ているうちに脱力感ががが

という事をやりつつうだうだ書いているうちに11:30になり消灯のアナウンスが流れて二等船室及び共通部分が消灯です。

一等客室は個別に消灯できるという特権があるのですが、12時過ぎに皆寝だしたので消灯。

団体で来るなら5-6人で一等船室を貸切にするのが一番いいのかもしれません、今日みたいに満員だと無理でしょうが。

9/21(月)三宅島近海~八丈島

夜半
外洋に出てから船が速度を上げる、それに従いエンジン音がすさまじい事になります。
どういう音かと言えばゴゴゴボボボボボ+船体のキシミや色々な機械の唸る音

おまけに船特有のローリング揺れでぐわんぐわんと揺られる。
だけど、正月に新日本海フェリーで真冬の日本海を渡った時に比べれば、全然甘い甘いHAHAHA。
しかし、寝るには少々うるさすぎです、うとうとまどろむのが限界だ。耳栓を持ってくれば良かったと後悔。
あと、冷房がきつい、蒸し暑くなってきたと思うと強烈な風が天井からゴーッと吹きつけて喉が痛くなるほど乾燥、そして潮風の影響で蒸し暑くなるまで切れるの繰り返し、まぁこれは設備が古いからしゃーないですか。
ちなみに後で機関室付近を見て回ったときに見つけたのですが、空調はダイキン製でした。
ま た 三 菱 か。と言ってやりたかったが残念。

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ウトウトしつつマグロになっていたら5時過ぎに船内放送が鳴り響きます
「あと30分で三宅島に接岸です、八丈島方面へお越しのお方はお騒がせして申し訳ございません」
申し訳ございませんと言いつつ目覚まし時計代わりの放送なので、かなり容赦のない音量で繰り返しガンガン放送を行います。

しゃーないので接岸まで外で見物するかとデッキに出てみると左手に三宅島の明かりが見えました。
暫くぼーっと眺めていましたが、まだ距離があるらしく変わり映えしないのに飽きたので、二等船室の状況でも見物するかとカメラ片手に船底の世界へ降りてみました。

船底船室巡り

※カメラがぶれまくっているのは船の揺れと足元に人が転がりまくっているため色々な所を跨いで移動しているため。見づらくて申し訳なし。

いやぁ・・・凄い・・・まさに難民船・・・廊下やそこらに人がゴロゴロ転がっております。
しかも機関室のすぐ脇にも二等船室があるのですが、そこがまた・・・
まずエンジン音が凄いし、機械油と軽油のディーゼル臭も全開、しかも二等船室の和室って扉がないのでモロにエンジン音と油臭さを機関室と共有できるナイス設計
なるほど、ここに割り当てられた人は上に上がって甲板で雑魚寝した方がましって考えになるわけですか。
一等船室が何故一等か良く分かりました ハイ。

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食堂とかも見て回りますが、ここも難民キャンプ状態、食堂の椅子に寝そべって毛布をかけたりシュラフで転がっている人がわらわらいる。
机は二等船室の客の酒盛り跡で焼酎瓶やつまみの残骸が転がっていて、この前見た中国の高速鉄道のゴミ散らかしまくりの車内風景を思い出しました
日本人も中国を笑えませんぜ

こうしてカオスな二等船室の世界を見物しているうちに三宅への接岸が迫ってきたので
再びデッキに出て接岸作業を見物しました。

三宅島接岸中ウィンチ作業

舫をかけてウィンチでギリギリと締め上げて接岸する光景は非常にガテンな海の漢の作業という感じで、見ごたえがあります。

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そして数人がかりでタラップをハッチに着けた後、大量の人が中からゾロゾロと降りてくる。
暫く見物していましたが、数百人が吐き出されても一向に納まる気配がない。
客の8割は普通の観光客、2割が釣りかマリンスポーツ目的と思われる道具を持った客といった構成でした。
無論、そんな大量の客が一気に降りる物だから、波止場で下船客が屯して大騒ぎ状態になっています。
カオスなふ頭の上では東海汽船の職員が陸方向へ素早く移動してください~とメガホンで喚き散らしして必死に誘導していますが、人が流れる速度よりも蟻の群れのごとくわらわら客が降りてくるものだからそこら中で渋滞を起こしてプチインド状態。
多分1000人以上は余裕で降りたと思います・・・(旅客定員2021人だから今回は2000人は乗っていただろうと思われます)

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ふと気づくと波止場の先端部に大きめのコンテナが5-6個積み上げられているのに気付きました。そして大型フォークリフトが荷おろしの準備をして動き回っている、ああなるほど乗客が波止場から離れてくれないとコンテナを運搬できないから追い散らしていたのかと納得。

下船客が途切れたとたん、恐ろしい勢いでフォークリフトが荷物を抱えてタラップの後ろの隙間をバックのまま、かなりアクセル本気モードで陸へ向かって疾走・・・これって、ちょっとでもハンドリングが狂ったら海にドボンでは・・・

本土の物資頼みな島の状況が垣間見え、離島に来たことを改めて実感しました。

こうしているうちに舫とタラップが外されて、かめりあ丸は八丈へ出航するのでした。
三宅島は、以前の噴火でガスや火山灰が降灰するので、マスク必須状態だと聞いていましたが、誰もマスクをしていませんでしたし、特に異常や危険を感じることもありませんでした。

気づいたのは薄ら明るくなってきて、山の頂上に焦げている木が見えたくらいです。別に硫黄ガスの香りもしなかったしおおよそ通常状態に戻っているようでした。

全力バックフォークリフト→出航

どうでもいい話ですが、この船、白人♂の客がやたら多かったです。
日本の離島って彼らのセンス的にエキゾチックな観光地なのか?
逆に白人♀はラテン系のを一人しか見ませんでした。
黒人やアジア系も見当たらずと、この航路は客層が特殊なのかもしれません。

さて、八丈へ出港した船でですが自分の部屋の面子は7人中4人が下船
残ったのは自分と白人夫と日本人妻の組み合わせ。
奥さんのほうが船酔いでうんうん唸っていたので夫がおもむろに薬を取り出す。
その錠剤がまた大粒の飴玉くらいのサイズでバカでかく、奥さんがこんなの飲めないと喚いていましてHAHAHA!何もかもデカイぜ、ゴツいぜ。USA!USA!

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こちらは全然酔っていないのと、お腹が減って来たのもあり、食堂に向かってニチレイのレンジつき自販機で冷凍おにぎりを買って食べました。そこそこのサイズのおにぎり三個400円。90秒で暖かい米が食える日本の冷凍食品技術と自動販売機技術に感謝。

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腹も膨れたので客室に戻ってみるとちょうど日の出、水平線上から太陽がじりじりと上がってくるのは、山とは違う意味で壮観です。

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また眠くなってきたのでカーテンを閉めて二度寝に入ります。

目が覚めたら7時半ですっかり明るくなっていました。

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デッキに上がってみると60度エメラルドブルーの海の中を船が疾走している豪快な光景が広がっており、思わず うぉぉぉぉぉぉぉぉ と叫びたくなる感じです。

船は 時間がかかるけど 揺れまくるけど 設備ボロいけど
これは見る価値があります、他ではそう見られない風景です。

しかし、この船、甲板の手すりが腰の高さしかない上に、揺れが激しいので、海の映像を撮るのが目茶おっかない、下手な絶叫アトラクションより絶対怖いと思います。このエメラルドブルーの海に落ちたら確実死亡でしょう。

こうしているうちに遠くにぼんやりと八丈が見えてきました。

八丈が見えてきた

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みるみる島が近づいてきます。

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八丈小島が右手を通過します。

ここもすごい傾斜の見た目からしてアレな無人島なのですが・・・昔は人が住んでいたとか。

この島のエピソードについては宿で色々聞くことになりますが、それはまた後で。

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そうしているうちに八丈島 八重根港に入港。

港湾施設の状況が悪いので短時間接岸ですぐ引き返すとアナウンスが入ります。

どうにか到着できたことにとりあえず安堵。

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次回は、予想以上に色々独特の空気が流れていた八丈島の島内風景をお届けします。

友愛の秘境探索ツアー その5 【♡友愛の湯♡生殺しの湯♡】

車に戻って狭い林道をうねうねと曲がりながら進むと川原湯温泉にそのまま入れた。

先日行った伊香保温泉に比べると大変規模が小さく、宿が7-8軒とみやげ物屋が1軒、よろず屋が1軒、寿司屋が1軒と美容院が3軒ほどあるだけの大変小さなひなびた温泉街という風情である。

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「山木館」という宿で日帰り入浴をやっていたので入ってみる。

渓谷の見える小さな露天風呂で、泉質はびみょーに硫黄臭のする透明な湯で、入った後みょーにお肌っゃっゃになった。

女性の方にはいい湯ではないだろうか、ただし、一般の露店風呂は混浴のようだったから貸切風呂の方を使ったほうがよさげだが。

まぁでも総合的には結構風情があっていい湯のように感じた。

宿は宴会場があったり板張りの廊下に赤い絨毯マットが貼ってあるなど、まさに昭和の温泉旅館という感じだった。

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入浴後、温泉街をふらついてみる。

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温泉街内には小川が流れており、橋をくぐって小さな滝になっている。

個人的にはこういう風情の有る景色は好みだ。

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温泉街の建物は全般的に古く、ひなびた雰囲気であり、建物の建ち方もまばらである。

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とにかく全てが錆びていたり閉鎖されていたりボロボロに老朽化していたり崩れていたりという具合で、半ば廃墟に近い雰囲気に街全体が包まれている。

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比較的新しい看板やベンチがあると思ったら川原湯温泉の移転計画の広報看板だったりと・・・

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何でもダム建設に伴う移転計画があるため、ここの温泉宿は建物や温泉設備の更新も粘りに粘って延長して、騙し騙し古い建屋を使い続けているんだとか。

計画では、この一帯はダム湖のほとりにある造成地に移転して新しい温泉街に再開発するという事だそうで、街の中の看板にも新温泉の完成予定図が大きく掲げられていた。

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温泉街唯一の商店である酒屋兼よろず屋もどえらく寂れて荒れた雰囲気に満ち溢れていた。

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壁にはすっかり脱色した伊藤四郎「ビールの乾杯だ」という文言を前にしばし首をかしげ???モードに。

日本語おかしくね?

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温泉街から遥か遠くの山の斜面を見ると、ダム建設に備えたがけ崩れ対策工事をやっているのが見える。

かなり大量の重機を動員して作業をしているらしく、遥か遠くの温泉街まで重機のエンジン音がこだましていた。

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カメラで目いっぱい20倍ズームをして撮ってみた。

重機の大きさから工事規模の大きさが読み取れる。

まぁ青ヶ島の護岸工事に比べればちょろい物だが・・・・というかあれが狂っているだけなんだろうが・・・

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更に温泉街を下りながらほっつき歩いてみると・・・

川原湯温泉「ゆうあい」・・・( ´,,_ゝ`) プッ

ごめん・・・笑っちゃいけないんだろうけど、民主党に友愛粛清されかかっているこの土地でこのネーミングは色々な意味微妙かつ絶妙すぎる

「楽しい旅・・・」って迷走しまくってデスマーチになりかかっているこの土地の現状とも読めなくも・・・ごにょごにょ

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次に、温泉街付近の崖の岩や土をほじくり返して、地盤の様子を観察してみた。

エコ大好き・ダム大嫌いなダム建設反対運動家の方々が地すべりが起きる可能性が大きいから、このままだと追加工事が発生して更にコストが嵩むと主張していたが、確かにあまり地盤や岩盤の質はよろしくないように感じた。

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岩も水が入り込んでボロボロになっていて手で簡単に崩れる状態だ。

といっても青ヶ島の火山灰+軽石の混合物のような崖と比べれば全然頑丈。まぁ普通の火山地帯の崖って感じだろうか。

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こんなんで大丈夫なんかいと思っていたら、きっちり崩れ対策の工事は進められていた。

最終的には住民立ち退き後に斜面全体をこのように整形するようだ。

ま、家が建って人が住んでいる場所なのだから、コンクリで固めるほど脆くて傾斜がきつい斜面ではないと思うし、この程度が妥当のように個人的には感じられた。

また、断層に水が入って地すべりが起きると反対団体は主張しているが、その辺りは正直中立的な立場にある専門家に見解を出してもらうしか無いだろう。

推進ありきの国交省はリスクは無いと言い張るだろうし中止ありきの反対団体は、想定されるあらゆるリスクを取り上げては否定的な主張しかしないだろうし、ここは地すべりに対する災害保険の見積もりを複数の保険会社にさせて、リスクを第三者に評価してもらった上で、リスクを保険で担保してもらう方が良いのではないだろうか。

そうすれば本体工事を安く請けて、「想定外の環境不具合」とやらで追加工事をガンガン発注させて儲けるというビジネスモデルでやっている土建会社を排除する事にもつながると思うのだが。

とにかくこの手の土建屋による公共事業ビジネスは、土建政治屋や官僚やそれを取り巻く不動産会社やゼネコンといった闇の紳士の暗躍といった、泥臭さと胡散臭さがどうにも抜けきらない病んだ業界の体質を浮き彫りにしてくれる物だ。

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ちなみに、ダム建設の技術的な目処が立ってから、ダム建設の用地買収を当て込んだ東京の不動産ブローカーが大挙この土地に押し寄せ、札びらで無人の土地を買い叩いてはプレハブ住宅を建てて即席住宅地をでっち上げ、国からの土地収用の交渉価格を吊り上げては(住宅地の方が補償額が高額な為)ぼろ儲けするという土地ころがしが横行していたらしい※

※具体的には、一坪1500円が相場の山林の土地を4500円で買い取り、整地してプレハブ小屋を建てて国に45000円で引き取らすとか。

流石にこれは大問題になり、昭和61年に国交省により↑の看板に書かれているような規制がかけられ、露骨な土地ころがしは出来なくなったようだが・・・

ダムの建設反対団体もそうであるが、部外者が色々便乗して儲けようとしたり、土地の人間の都合など無視して好き勝手にエコ宗教じみた主張や訴訟を繰り広げていたりという辺りがこのダムの嫌らしい所のようである。

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それに加え、更に話をややこしてくしているのが、この土地の選挙区が自民党(小渕優子)の勢力基盤であるという点である。

看板やポスターは殆どが自民、稀に共産党があるというアンチ民主な土地なので、民主党的にはこの土地には冷や飯を食わせてもダメージが小さく、しかもマスコミ・世論受けのいい「無駄の削減」というパフォーマンスに打って付けの素材であったがために、建設を中止する事による影響を一切無視して強引に押し切ろうとしているようだ。

民主党自体が土建政治屋的な色彩の濃い政党なので、(特に小沢一郎は田中角栄の直系の土建政治屋であり、小沢氏の地元の胆沢ダムは西松建設の違法献金事件があったのにも関わらず、全く見直し対象になっていない)これら土建政治家によるベタベタな利権ゲームの巻き添えを食らっているというのが八ツ場ダムの蒙っている災厄の本質なのであろう。

ちなみに八ツ場ダムは総事業費4600億円がかかっている事を批判されているが、胆沢ダムも八ツ場と同様に土地収用の難航で2440億円まで事業費が高騰している事を考えると、大声で民主党がこのダムを批判する資格は無いと思うが。

まぁ民主党も「道路が欲しければ民主党を応援しろ」とか、選挙に勝つ為のエサや道具として公共事業を使うようになってきており、八ツ場も民主支持を条件に工事再開を認めたりしたら救いようの無いクズ政党だなぁ・・・まさに友愛の理念を具現化した素晴らしい政治団体ですね!友愛されたくないから念のため心にも無くヨイショしてみた。

こんな感じで、調べれば調べるほどこのダムを取り巻く腹黒紳士の悪行に顔をしかめたくなる訳なのだが、何にせよ一番迷惑しているのは地元住民である事は間違えないだろう。

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ま、どのみち工事を進めて移転しない事には、この土地は遠からず無人地帯になるでしょう。

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温泉街や、辺り一帯の様子は十分ウォッチングできたので、次はJR吾妻線に乗って渓谷上流部の土地がどんな状況なのかを観察してみる事に。


(おまけ)

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・・・現状を反映して「八ッ場ダムに沈まなくなったお福の店にお手伝い!」と書き換えると一気にこう・・・萎えるんだろうなぁ

八丈島~青ヶ島 最果ての秘境ツアー その2【八丈島の酔夢】

9/21(月) 八丈島

今回フェリーは、御蔵島を飛ばして直接八丈島の八重根港に入港したため、予定より30分程早く八丈に上陸。

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かめりあ丸から下船したところ、港には送迎の旅館やホテル、レンタカー屋がずらりと並んで下船した客を次々と回収していった。

八重根は小さな港で、岸には火山岩の磯が広がっている荒々しい港である。そのせいか堤防には釣り客が大量に屯している。後で聞いたところによると、連休である事もあって堤防の場所取り合戦で釣り客同士の雰囲気が殺伐とした事になっているのと。

でかい獲物が釣れると、野次馬が集まってワーワー大騒ぎするなど、何が必死な人達が多くてまったり釣りをする雰囲気じゃなかったとか何とか・・・

自分は釣れようが釣れまいが知ったことじゃなく、ぼーっと静かに竿を垂らして俗世を離れた釣りをやりたいだけなので、やはりこういう都会のせわしなさや競争!競争!勝利!という必死さをそのまま持ち込んだ所では、やる気が起きないなと改めて思う。

こういう離島に来たら、時の流れるに任せてぼーっと過ごすのが真っ当だと思うのだがなぁ・・・そういうのは少数派なんだろうか。

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今日の宿泊は八丈島→青ヶ島の定期船「還住丸」が運行していれば青ヶ島、欠航なら八丈島で宿泊と決めていたので、青ヶ島役場に還住丸の運行状況を問い合わせてみるとやはり欠航との事、これも後で青ヶ島で聞いたのだが、この日は青ヶ島の三宝港は凪いでいて全然大丈夫だったのだけど、八丈島周りの海流のうねりが荒くて、台風の待避所である港(多分、防波設備の作りが一番堅牢な神湊港だと思う)から八重根港に出れなくて欠航になったとの事。船の欠航が続いて青ヶ島に閉じ込められた人の記録を読んだ時に、海は凪いでいるのに何故か還住丸が欠航するという不思議な事が続いた、島民に話を聞くと「還住丸はよくサボる」と言っていたと書いてあったが、八丈の港湾状態×青ヶ島の港湾状態で就航が決まるのでは仕方のない事なのかもしれない。

島は奥が深い。

という事で予定通り八丈で確保しておいた宿「八丈島ガーデン荘」に連絡を取ってみる。

ここを選んだ訳は「青ヶ島行きの物好き計画を立てているから、還住丸欠航時にだけ飛び込み宿泊になるかもしれませんが大丈夫でしょうか?」という無茶なお願いをシルバーウィーク只中にも関わらず聞いてくれたからである。

連絡したところ、「他のお客もいるから今八重根に向かっているよ」との事なのでぼーっとかめりあ丸の慌しいコンテナの積み下ろし作業を見物して時間をつぶす。

さっきかめりあ丸の船内で聞いたアナウンスでは、御蔵島に入港できなかった&普段は入港しない八重根港に悪条件の中入港した影響で、清掃作業と荷の積み下ろしが終わったらすぐに東京に向けて引き返すらしい。なので御蔵島行きのお客は下船は許可できないのでそのまま船の中にいるように、なお、帰りの便で御蔵に寄れるかどうかは不明との事。

 

鬼だ・・・まさに鬼畜船だ・・・(;・∀・)

何の罰ゲームだろうか・・・全く・・・

 

離島への船旅の恐ろしさを垣間見た一瞬であった。

かくしているうちに、迎えが到着し、他の宿泊客も拾って宿へと向った。

 

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ガーデン荘は名前の通り、入り口に面した庭が南国植物の庭園になっている民宿で、えらい味のある木造の宿だった。部屋はまぁ普通の民宿って感じの部屋で、この庭がすぐ近くにため、ものすごく小さな蟻が部屋の中を列を作って行進しているのはご愛嬌。田舎にしてはこの程度の虫は少ない方かと。経験的には本土の田舎の方が強烈だと思う。あと薮蚊も入り込んでくるけれど、ちゃんと蚊取りが用意されているのでつけておけば問題なし。

設備は古いけど、トイレや風呂はちゃんとしています。

それ以上にこの宿は図書室があって、ご主人が集めた膨大な量の蔵書が読めるのもよし。

この図書室には、よくこの宿のマスコットの猫(名無し猫)がくつろいでいる。

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ガーデン荘の目の前は小学校、右上に地熱発電所と風力発電所がある。

あとで宿のおばちゃんに聞いたところによると、風力発電所はドイツ製で、台風を想定していない設計だったらしく、台風の直撃を食らって暴風対策の羽根車の非常ブレーキが壊れてかなり手ひどく壊れたとか。曰く「島の天気をなめるな」 と。

地熱は八丈の電力の2割程度を賄っているらしいが、(微量の)硫化水素が噴出して硫黄臭が一帯に立ち込めて当初大騒ぎだったらしい。暫定対策として当初はガス炉を増設して硫化水素を燃やすという戦法で対応して、宿に泊まったガス会社の人曰く「いやぁ儲けさせて頂いております」というくらい派手にガスを燃やしていたとか。東京電力の資料を見る限り、今では工場の煙突につけているような脱硫装置をつけて硫黄ガスを水酸化マグネシウムに吸着させているみたいだ。あと、温泉と同じく鉱泉なので掘った穴に頻繁に堆積物が詰まって大変らしい。今ではボーリングで三本掘った穴のうち、詰まっていないで稼動しているのは一本だけとか。

要はその穴には湯の花が詰まっている訳だから、掃除して取り除いた堆積物をくれないかとおばちゃんが言ったらしいのだが、くれなかったとか・・・まぁその堆積物が人体に対して安全か保障の限りでないって辺りの問題なのかなぁ。どうせなら成分調査をして商品化してみりゃいいのに。

と言う事で、おばちゃんから色々話を聞き、天然の力を使った発電と言うのは難しい物だと思い知る。

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昼飯は近くのラーメン屋で取るといいと言われ、教えられたままに街道らしき道をふらふら5分程歩いてラーメン屋を見つけ、ラーメンで昼食を取る。道中小学生高学年程度の野球チームの一団とすれ違ったが、島らしく全員「こんにちわー」と挨拶をしてくる。

ラーメン屋でもそうだったが、この島は子供が多いような気がする。まぁ高校まではあるから普通にやって行くなら不自由は無いんだろうな。進学するなら飛行機で50分の東京に行けば良いだけだし、生活インフラも十分整備されているから、割り切って住むにはこの程度の離島というのは有りだと思う。

食事後、近くを散歩してみようと更に宿から離れた方向に進むと、海側に向うお寺と神社の案内標識が見えたので、とりあえずそちら方向に降りてみる。

沿道の家は石垣で囲まれたコンクリ作りの家が多く、流石台風のメインストリートにある島の建物だと感じた。お寺もコンクリ作り、本土みたいに木造だと台風が来たらひとたまりも無いのだろう。

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中之郷三島神社に降りてみる。ここの石垣は玉石垣といい、丸い石を積み重ねてできている。宿で後で聞いたところによると、岸壁に転がる火山岩が長い時間をかけて波で削られてこのような丸石になるそうで、その石を流人が海岸から一つ担ぎ上げると握り飯一個を渡すというようなやり方で石垣の材料を担ぎ上げて作ったとか。一つの玉石の周りを6つの玉石で囲む構造が、この島の激しい風雨に耐える強固な石垣になるらしい。

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積み上げ方がこの石垣は大変難しいらしく、今では正確な技術を伝える者は居ないとの事。一部の農家が技術の復興を目指して再現を試みているとか。

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この神社の解説碑に書かれていたには、この神社の石宮は江戸時代末期に流刑にされた石工が作り上げた物だとかで、流されてきた石工が石垣や石造建造物の技術者として重宝された事が伺える。

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しかし、コンクリ作りの建物も潮風と激しい風雨の影響で風化が著しい物が多く、半分廃墟化したような佇まいの建物が多く見受けられるのも島の特徴である。

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流石南国だけあって、そこらの民家の植え込みに、半分雑草化したアロエやこんもり茂ったソテツが植わっていたりしており、東京と比べるとまだ夏の気配が色濃い日差しのせいも相まって夏を一月取り戻したような雰囲気に包まれている。

とりあえず、海のほうに突き出た建物が見えたので、そこを目標地点にひたすら歩いてみた。

森の中から子供の叫び声みたいな声が聞こえたので、???と思ってその方向を暫く見つめてみたら、東京では見たことの無い鳥が叫び声をあげながら飛んでいった・・・まぎらわしいわ。

そしてどんどん海に近づくにつれ建物が無くなってビニールハウスだらけになってくる。どうやら観葉植物などを作っているらしい。そして目的地の建物に到着・・・

 

ゴルフ場だった・・・こんな所に・・・

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しかも、このゴルフ場・・・凄い立地なんだ・・・

コースの片側が島の「断崖絶壁」、コースとコースを区切る境界は天然の「崖」荒波がどっぱーんと磯にぶつかる音を聞きながらのプレーができるという・・・

 

どこのプロゴルファー猿のコースだよ・・

 

ちなみにこのゴルフ場、八丈島シーサイドゴルフクラブといい、ショートコースで4000円でプレーできるので、お好きな人にはいいのでは。

船旅の疲れもあったので、ここで宿に2時過ぎに引き返し、そのまま倒れこんで仮眠。

気づくともう6時半頃だったので、暫く時間をおいて宿の食事に母屋に向かう。

食事は島寿司やら裏の畑で取れた野菜やら釣り客が差し入れてきた魚の刺身やらで、どえらく豪華。しかも瓶に入った焼酎はてきとーに飲んでいいという島らしいアバウトさ全開のシステムである。

焼酎が切れたら一升瓶に入った焼酎が奥の棚に並んでいるのでセルフサービスで補充するのが掟。「情け嶋」という焼酎があっさりしていてとても美味しかった。

青ヶ島に行くと言ったらあちらの名産の焼酎「青酎」もご馳走になった。

味はブラジルの黒糖焼酎「ピンガ」に似た香りのかなり強烈な芋焼酎。何でもここの親父さんは元々八丈島の観光協会に勤めていて、今は東京七島新聞という伊豆諸島のローカル新聞紙の記者さんをしているとか何とか。青ヶ島村の村長とも飲み友達らしくちょくちょく村長が遊びに来るらしい。

で、先週村長が飲みに来て、八丈島の奥さんの実家においてある車を置きっぱなしで帰ってしまったらしく、「車どーするんだ、取りに来ないとレッカーを呼んで崖から海に叩き落すぞ」と村長に会ったら伝えてくれと宿の親父さんに頼まれる。

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同席した宿泊客さん達は 北海道から来たサーファーさんと一緒にきた奥さん、離島大好きで離島赴任を志願しているという都内の中学校の先生、某大学の生物学の教授ご夫婦、それと素潜りで銛を使って魚を捕りに来た元八丈島の教員の方ご一行。

とにかくこの面子、えらく濃くて特殊な人が多く・・・会話のディープさが凄かった・・・特に大学教授さんは、南米に1980年代に調査に行っていたらしく、ブラジルネタつながりで色々ディープな話ができて・・・ええ。中学校の先生曰く「この宿は凄くマニアな宿だから、普通の人は泊まりませんよ。よく探し当てましたね」との事。

青ヶ島に行こうという時点でマニアと言われても何も反論できないのが悲しい・・・

「というか青ヶ島みたいな極端にアクセスの悪いところに行くからスケジュールが不安定なんだけどどーにかなりますか?」何ていう無茶な相談に乗って頂いたのがここだけだったんだけどさ。

その中学校の先生も相当な離島マニアらしくて、次の赴任先は離島を志願しようとしているとか。今は八丈にするか小笠原にするかで大いに悩んでいるとか。生活に関する条件としては「ブロードバンドとアマゾンの通販が届けば何も問題ない」だそうで。

・・・気が合うね。自分も同じだよ・・・。

ちなみに八丈はBフレッツが敷設されているのでブロードバンド環境は東京並み。小笠原諸島はISDNだけだっけな。青ヶ島も学校と役所向けにISDNが電波で飛んでいるだけらしい。

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人間どもが飲んだくれていると、ここのマスコットの猫がにゃーんと鳴きながらふらーっと現れて人の膝の上で丸まったりじゃれてきたりする。とにかくこの猫は大人しくて人懐っこい。

宿のおばちゃん曰く、この猫、あまり生魚が好きでないようで、新鮮な刺身もイマイチ食いつかない小食猫だと。でもって好物は何かとばーちゃんに聞くところ、焼き飛魚(アゴ)だそうで、後日焼き飛魚を飲んだくれながらつまんでいたら「中にいれてー!!」って感じでガラス戸をぶっ叩いている猫がいたり・・・。

この贅沢猫め!

と言う事でいい宿にめぐり合えた幸運を感謝しつつ三日目の青ヶ島上陸へと進む。

友愛の秘境探索ツアー その6 【最果ての駅で僕を待つ者・・・誰もいねぇよ】

周囲を見終わったので、時間が合えば上流方向に電車で移動してみるかと川原湯温泉駅で時刻表を見てみる。

大体一時間に一本あるかどうかの典型的なローカル線ダイヤであったが、ちょうど5分後に次の電車が来る事が分かったので、早速切符を買ってホームで電車を待つ。

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どこまで行けばいいのか今一良く分からなかったので、とりあえず終点まで買ってみた。

まぁこの一帯は温泉地だらけだし、終点なら小田急線で言う所の箱根湯本みたいな所なのだろうなーと何も考えず買ってしまった時点で・・・

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孔明の罠にはまっていたのだが・・・

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ちなみにこの駅もダムの底に沈むので、ダムの上に移転予定だそうだ。

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数分待つと、しとしと降る雨の中、いかにもローカル線といった感じの電車が入線してきた。

もちろん線路は駅だけ二本に分岐し、駅と駅の間は一本しかない単線だ。

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なんつーか、昔の東海道線の普通列車と同じタイプぽいなー詳しくは知らないが。

この辺りは余り雪も降らないのだろうし、関東の平地を走る電車と同じ物を使っても支障がないのだろう。

という事で、電車に乗り込んで出発。

結構車内は草津温泉に行くとおぼしき観光客で賑わっており、座席は8割方埋まっていた。

[videopop vid=”1259154835″ vtitle=”川原湯温泉出発”]

車窓からは吾妻渓谷の景観が道路よりずっと高い位置から見えるので、車で走るよりは景観を楽しめると思う。

[videopop vid=”1259154936″ vtitle=”車窓から吾妻渓谷”]

先ほど見た未完成の橋と同じ構造の橋も上流側では既に完成していた。

ダムが完成した際には、ダム湖の上をこの橋が通る事になるので、結構いい観光スポットになりそうだが・・・どうなるのやら・・・

[videopop vid=”1259154999″ vtitle=”上流側の完成した橋”]

眼下の渓谷を流れる吾妻川の川の色がまるでバスクリンのような毒々しさで凄かった。

この吾妻川は上流が浅間山や草津温泉などの活火山地帯なので、元々は火山から流出した硫化物の影響で亜硫酸レベルの強酸性の水が流れる死の川であり、魚はもちろん生息できない上に、農業にも使いようの無いようなとんでもない川であったらしい

川の水は強酸性の水なので、上流の白砂川(旧名:酸川から転じて須川)の沿岸では護岸工事を行うにもコンクリートの劣化が激しく、吾妻ダムの建設も同様の理由で不可能だった。

吾妻川は利根川の上流の川であり、吾妻川の強酸性の水は下流の利根川の水質にも大きな悪影響を与えていたため、白砂川に品木ダムという中和施設付きのダムを建設し、その中和施設である草津中和工場から石灰を投入して、強酸性の水を弱酸性程度まで中和させてから下流にダムの上澄み水を放流するという事業を1964年から行っている。

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化学式で言えば。

消石灰+硫酸=水+石膏

Ca(OH)2 +H2SO4 → 2H2O + CaSO4

という原理で硫酸を石膏にしてダム湖の湖底に沈殿させている訳である。

ちなみに、この緑色の水の色は恐らく水中に含まれる銅(Ⅱ)イオン+石膏の白濁が混じり合ってできた色だと思われる。

飲んだら確実に健康を損なうような毒水、それを無理やり中和してなお毒物の残滓が漂う川、それが吾妻川の実態なのだろう。

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そんな事を思いつつ、電車でどんどん上流へ進むと、ダム建設予定地を抜け一気に建物と畑が増し、人の住む町という風情になってくる。

[videopop vid=”1259155687″ vtitle=”羽根尾駅”]

建物も新しく、田んぼや畑も小さいながらきっちり整備・管理されているのがよく分かる。

これに比べ、川原湯温泉付近はゴーストタウン一歩手前の崖っぷちにある村落である事が良く分かる。

[videopop vid=”1259155480″ vtitle=”そして誰もいなくなった”]

で、気づいたら車内はこの有様と・・・

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[videopop vid=”1259155788″ vtitle=”袋倉駅”]

終点の大前の二駅前の袋倉の車内映像。

まぁ川原湯温泉の次の駅である長野原草津口が草津温泉の最寄り駅のため、ここで大半が降りてしまったのが原因なのだが・・・

あと、吾妻線内はSuicaは使えない上に、自動券売機も無いので駅員のいる駅では駅員にでかい切符を発行してもらい、いない駅では車掌にポータブルプリンタで乗車券を印字してもらう事になる。

[videopop vid=”1259158393″ vtitle=”万座・鹿沢口駅出発”]

終点の一駅前の万座・鹿沢口駅での車窓映像。

だんだんこう・・・左右に広がる山肌が迫ってきて峡谷のどんづまりに到達している事がよく分かる

なお、この時点で自分の乗っていた車両の乗客は自分だけであり、隣の車両にも誰一人乗っていなかった・・・(´・ω・`)

[videopop vid=”1259158476″ vtitle=”終点大前駅到着”]

何か恐ろしい勢いで周囲の光景が寒々しくなってきたと思ったら終点の大前に到着。

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降車した客は自分以外は地元民とおぼしきおばちゃん一名のみ・・・

そして果てしなく寒々しく荒涼とした光景が目の前に広がる

何だこの地の果ては・・・